【看護学生必見】老年看護学実習で差がつくアセスメントのコツ
看護学生の皆さん、こんにちは!看護学生アドバイザーのかずです。今回は多くの看護学生が悩みを抱える「老年看護学実習のアセスメント」について詳しく解説していきます。実習前に不安を感じている方も、実習中に困っている方も、ぜひ最後まで読んでくださいね。

なぜ老年看護学のアセスメントが難しいと感じるのか?
老年看護学実習におけるアセスメントが難しいと感じる理由はいくつかあります。まず、高齢者の身体は若年者とは異なる生理的変化を示すことが多く、「正常な加齢変化」と「病的な変化」の区別が難しいという特徴があります。
さらに、高齢者は複数の疾患を抱えていることが多く(これを「多病」といいます)、症状が非定型的に現れることもあるため、情報の解釈が複雑になります。


他にも、認知機能の低下により患者さんからの情報収集が困難なケースや、コミュニケーションに時間がかかることなど、様々な要因が複合的に影響しています。
- 加齢による変化と疾患の区別が難しい:正常な老化現象なのか病的な状態なのかの判断
- 複数疾患の併存:様々な疾患の症状が混在し、原因特定が複雑
- 非定型的な症状表現:若年者とは異なる症状の現れ方をすることが多い
- 個人差が大きい:同年齢でも身体機能や認知機能に大きな差がある
- 社会的背景の複雑さ:長い人生経験による価値観や環境要因の影響
これらの困難さを理解した上で、高齢者特有のアセスメントポイントを押さえることが、実習成功の鍵となります。次の章では、具体的な高齢者特有のアセスメントポイントについて解説していきます。
高齢者特有のアセスメントポイント
老年看護学実習で成功するためには、高齢者特有のアセスメントポイントを理解することが不可欠です。高齢者のアセスメントでは、身体的側面だけでなく、精神・認知機能、社会的側面など多角的な視点から総合的に評価することが重要です。

身体的変化のアセスメント
加齢に伴い身体には様々な変化が生じます。これらの変化は正常な老化現象である場合と、疾患による場合があります。以下の表で主な身体的変化とアセスメントポイントをまとめました。
高齢者の身体的変化とアセスメントポイント | ||
---|---|---|
系統 | 主な加齢変化 | アセスメントポイント |
循環器系 | • 心筋の収縮力低下 • 血管弾性の減少 • 末梢血管抵抗の増加 |
• 安静時でも頻脈になりやすい • 姿勢変換時の血圧変動に注意 • 軽労作でも息切れが生じることがある • 浮腫の有無と部位をチェック |
呼吸器系 | • 肺の弾性低下 • 胸郭の硬化 • 肺活量の減少 |
• 咳嗽力の低下による痰の貯留 • 呼吸音の左右差 • 労作時の呼吸数変化 • 呼吸パターンの観察 |
消化器系 | • 消化液分泌の減少 • 腸蠕動の低下 • 嚥下反射の低下 |
• 食事摂取量と内容の確認 • 嚥下機能評価(むせの有無など) • 排便状況(便秘傾向に注意) • 口腔内の状態(乾燥・義歯の適合など) |
泌尿器系 | • 腎機能の低下 • 膀胱容量の減少 • 尿道括約筋の弱化 |
• 排尿回数・量・性状の確認 • 残尿感の有無 • 尿意の感じ方 • 水分摂取量との関連 |
運動器系 | • 筋肉量の減少 • 関節軟骨の摩耗 • 骨密度の低下 |
• 歩行状態(速度・バランス・姿勢) • 関節可動域の制限 • 日常生活動作(ADL)の自立度 • 転倒リスクの評価 |
感覚器系 | • 視力・聴力の低下 • 味覚・嗅覚の鈍化 • 触覚・痛覚の鈍麻 |
• 視力・聴力の補助具の使用状況 • コミュニケーション方法の工夫 • 痛みの訴え方(非言語的表現も含む) • 環境認識の正確さ |


精神・認知機能のアセスメント
高齢者の精神・認知機能は身体機能と同様に重要なアセスメント対象です。特に認知症の早期発見や正確な評価は、適切なケア計画立案の基礎となります。
認知機能評価スケール活用状況
MMSE(Mini-Mental State Examination) |
78%
|
HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール) |
65%
|
CDR(Clinical Dementia Rating) |
42%
|
GDS(老年期うつ病評価尺度) |
35%
|
※2024年度看護学生調査(実習でよく使用する認知機能評価スケール)
精神・認知機能のアセスメントでは、以下のポイントに注目します:
- 認知機能:記憶力、見当識、判断力、実行機能など
- 精神状態:気分、感情表現、意欲、不安、うつ症状など
- 行動・心理症状:徘徊、妄想、幻覚、不穏、拒否などの有無
- 睡眠状態:入眠・中途覚醒・早朝覚醒の有無、睡眠時間と質
- せん妄リスク:脱水、感染、環境変化、薬剤などの影響
社会的側面のアセスメント
高齢者の健康状態は、社会的環境や生活背景と密接に関連しています。特に施設入所中の高齢者は、それまでの生活環境から大きく変化しているため、社会的側面を十分に評価することが重要です。
社会的側面のアセスメントでは、以下の点を確認します:
- 家族構成・サポート体制:キーパーソンの存在、家族関係の質、支援の頻度
- 居住環境:自宅の状況、施設での適応状況、環境の安全性
- 経済状況:年金、医療費負担能力、経済的不安の有無
- 趣味・役割:生きがい、日常の楽しみ、社会的役割の変化
- 価値観・信念:宗教観、人生観、医療に対する考え方
- 社会資源の活用状況:介護保険サービス、地域の支援体制の利用状況
- 身体的側面:加齢に伴う各器官の機能変化と疾患の影響を評価
- 精神・認知側面:認知機能や精神状態の変化を客観的に評価
- 社会的側面:家族関係、環境、経済状況、生活史といった背景情報を評価
これら3つの視点を統合することで、高齢者の「全人的理解」が可能になります。

次の章では、老年看護学実習で見落としがちなアセスメントポイントについて詳しく解説していきます。
老年看護学実習で見落としがちなポイント
老年看護学実習において、基本的なアセスメントポイントはおさえていても、多くの学生が見落としがちな重要なポイントがあります。これらを押さえることで、よりレベルの高いアセスメントが可能になります。
なぜこれらのポイントが見落とされるのでしょうか?それは、基本的な知識や教科書には書かれていても、実際の現場では「あいまいな表現」や「非典型的な症状」として現れることが多いからです。

非定型的な症状表現
高齢者は、若年者とは異なる症状表現をすることが多く、これが見落としの大きな原因となります。例えば、心筋梗塞でも典型的な胸痛ではなく、「なんとなく調子が悪い」「疲れやすい」といった曖昧な訴えのみのことがあります。
主な非定型的症状表現の例:
- 感染症:発熱がなく、単なる食欲低下や活動性の低下のみ
- 心筋梗塞:胸痛ではなく、息切れや消化器症状(吐き気など)
- 脱水:口渇感が乏しく、見落としやすい
- 腹痛:痛みの訴えが少なく、食欲不振のみ
- うつ状態:悲しみよりも身体症状(頭痛・腰痛など)の訴え

複数の問題の相互関係
高齢者は複数の疾患や問題を併せ持つことが多く(これを「複合的健康問題」と呼びます)、それぞれの問題が相互に影響し合っています。この複雑な関係性を理解せずに、個別の問題だけを見ていると、本質的な原因を見落とすことがあります。
複合的健康問題の相互関係 | |
---|---|
問題の組み合わせ | 相互関係と注意点 |
関節痛 × 排泄問題 | • 関節痛があるとトイレに行くのが億劫になる • 結果として排泄を我慢し、便秘や尿路感染のリスク上昇 • 関節痛と排泄問題は別々ではなく、一連の問題として捉える |
視力低下 × 転倒 | • 視力低下は環境認識を困難にし、転倒リスクを高める • 転倒恐怖から活動制限→筋力低下→さらなる転倒リスク上昇 • 視力補助具の適切な使用と環境調整で転倒リスク軽減可能 |
認知機能低下 × 栄養状態 | • 認知機能低下で食事の準備や摂取が困難になる • 栄養状態悪化→さらなる認知機能低下という悪循環 • 食事環境の調整や声かけで食事摂取量が改善することも |
薬剤使用 × 転倒 | • 睡眠薬・降圧剤・抗不安薬等が転倒リスクを高める • 特に複数の薬剤を服用している場合(ポリファーマシー)は注意 • 薬剤の見直しで転倒リスクが低減することも |
聴力低下 × 社会的孤立 | • 聴力低下によるコミュニケーション困難が社会的孤立を招く • 社会的孤立→うつ状態→さらなる意欲低下という連鎖 • 補聴器の適切な使用とコミュニケーション方法の工夫が重要 |

生活史・価値観の影響
高齢者の現在の状態や行動は、長い人生の中で形成された価値観や生活習慣の影響を強く受けています。これらの背景情報を把握せずにアセスメントを行うと、患者さんの本当のニーズを見落としてしまう可能性があります。
例えば、以下のような点が重要です:
- 戦争体験世代:物を大切にする、食べ物を残さない習慣、貯蓄への意識が強いなど
- 職業歴:教師だった方は指導的な立場を好む、農業従事者は早起きの習慣があるなど
- 家族での役割:長年家庭を支えてきた方は依存することへの抵抗感が強いなど
- 地域・文化的背景:方言や地域特有の習慣、食文化など
- 宗教観:特定の宗教的習慣や価値観を持つ場合
- 単に「認知症だから」と判断するのではなく
- 「若い頃に銭湯で恥ずかしい思いをした」
- 「子育てに忙しく入浴の習慣がなかった」
- 「寒冷地出身で冬場の入浴頻度が少なかった」
など、生活史に基づく理由を探ることで、適切なケア方法が見えてきます。


薬剤の影響とポリファーマシー
高齢者は複数の疾患を持つことが多く、結果として多くの薬剤を服用していることがあります(ポリファーマシー)。これらの薬剤が相互作用を起こしたり、副作用として様々な症状を引き起こしたりすることがあります。
薬剤による影響で見落としやすいポイント

- 非定型的な症状表現:曖昧で非特異的な症状にも注目する
- 複数の問題の相互関係:問題同士のつながりと相互作用を理解する
- 生活史・価値観の影響:現在の状態の背景にある長年の習慣や価値観を捉える
- 薬剤の影響とポリファーマシー:服薬内容と症状の関連性を評価する
これらのポイントを意識することで、より深いアセスメントが可能になります。
次の章では、これらの知識を踏まえた上で、実際の事例を通じて老年看護学のアセスメントを実践してみましょう。
事例で学ぶ老年看護学アセスメント
ここまで学んだ知識を実際に活用するために、具体的な事例を通してアセスメントの流れを見ていきましょう。事例を分析することで、実習での実践力が高まります。
事例紹介:Aさん(85歳、女性)
基本情報:
- 年齢・性別:85歳、女性
- 診断名:脳梗塞後遺症、高血圧症、骨粗鬆症
- ADL:移動は車椅子介助、食事は自立、排泄はポータブルトイレ使用
- 認知機能:軽度認知障害あり(MMSE 22点)
- 服薬状況:降圧剤、抗凝固剤、骨粗鬆症治療薬、睡眠薬
- 家族構成:夫は10年前に他界、長男夫婦と同居していたが、半年前から施設入所
最近の状況:
2週間前から食事摂取量が低下(7割→3割程度)。「おなかの調子が悪い」と訴えるが、明確な腹痛の訴えはない。昼夜の傾眠傾向があり、夜間にトイレに行こうとして転倒しそうになったことが2回ある。長年の趣味だった編み物にも興味を示さなくなっている。

情報収集のポイント
まず、この事例で収集すべき情報を整理しましょう。前章までに学んだポイントを踏まえて、見落としがちな情報も含めて収集します。
Aさんの情報収集ポイント | |
---|---|
アセスメント領域 | 収集すべき情報 |
身体的側面 | • バイタルサインの変化(特に発熱の有無、血圧変動) • 食事摂取量の詳細(いつから、どのような食事で低下するか) • 排便状況(便秘や下痢の有無、最終排便日) • 腹部症状の詳細(場所、性質、誘因、持続時間など) • 水分摂取量(脱水の可能性) • 睡眠状態の詳細(いつから変化したか) • 転倒リスク評価 |
精神・認知側面 | • 認知機能の変化(施設入所時と比較して) • 意欲低下の程度と状況(いつから、どのような場面で) • うつ状態の評価(GDSなどのスケール活用) • せん妄リスク評価 • 見当識(時間・場所・人物の認識) • コミュニケーション能力の変化 |
社会的側面 | • 施設での人間関係(スタッフや他入居者との関係) • 家族の面会頻度と関係性 • 施設入所前後の生活環境の変化 • 入所前の食習慣・嗜好 • 趣味活動への参加状況の変化 • 気分転換方法と楽しみ |
生活史・価値観 | • 長男夫婦との同居時の家庭内での役割 • 施設入所に対する本人の気持ち • 編み物を始めたきっかけと意味 • 食事に関する価値観(戦中・戦後の経験など) • 健康観・医療に対する考え方 |
薬剤関連 | • 服薬状況(確実に内服できているか) • 薬剤の変更履歴(特に食欲低下前後での変更の有無) • 睡眠薬の種類と投与時間 • 複数薬剤の相互作用の可能性 • 薬剤による副作用の可能性(特に消化器症状) |

アセスメントの視点
収集した情報を基に、Aさんの状態を多角的に分析します。ここでは、「食事摂取量の低下」という現象に焦点を当てて、様々な視点からアセスメントしてみましょう。
食事摂取量低下のアセスメント視点
身体的原因
• 便秘による腹部膨満感や食欲低下の可能性
• 脱水による全身倦怠感や食欲不振
• 潜在的な感染症(尿路感染症など)の可能性
• 口腔内の問題(義歯の不適合、口内炎など)
• 嚥下機能の低下
精神・認知的原因
• うつ状態による食欲低下と意欲減退
• 施設環境への適応障害
• 認知機能低下による食事の認識困難
• せん妄の初期症状としての食欲低下
• 施設入所による喪失感やストレス
環境的・社会的原因
• 食事の環境(時間、場所、雰囲気)の影響
• 施設の食事が自宅での食事と異なる
• 他入居者との関係性による精神的ストレス
• 家族の面会頻度の低下による孤独感
• 趣味活動の減少による生活意欲の低下
薬剤の影響
• 服用中の薬剤による消化器症状(吐き気など)
• 睡眠薬の過剰投与による日中の傾眠と摂食量低下
• 複数薬剤の相互作用
• 骨粗鬆症治療薬の消化器系副作用
• 服薬タイミングと食事時間の関係

看護問題の抽出方法
収集した情報とアセスメントから、Aさんの看護問題を抽出します。ここでは、「高齢者に特有の問題抽出のポイント」に注目してみましょう。
- 顕在的問題と潜在的問題を区別する:目に見える問題だけでなく、リスクとなる潜在的問題も抽出する
- 原因と結果の連鎖を考える:一つの症状が他の問題の原因や結果になっていることが多い
- 優先順位を付ける:生命維持に関わる問題、本人が苦痛と感じている問題を優先する
- 強みも抽出する:問題だけでなく、残存機能や本人の意欲などの「強み」も抽出してケアに活用する
この視点でAさんの看護問題を抽出すると、以下のようになります。
Aさんの看護問題リスト(優先順位順) | ||
---|---|---|
優先度 | 看護問題 | 根拠となるアセスメント |
1 | 栄養摂取量の低下 (顕在的問題) |
• 2週間で食事摂取量が7割→3割に低下 • 「おなかの調子が悪い」という訴え • 長期的な栄養不足は脱水・筋力低下・ADL低下のリスクとなる • 薬剤(特に骨粗鬆症治療薬)の副作用の可能性 • 排便状況の変化(便秘の可能性) |
2 | 転倒リスク状態 (潜在的問題) |
• 夜間ポータブルトイレ使用時の転倒リスク • 睡眠薬による影響(ふらつき・判断力低下) • 脳梗塞後遺症による運動機能低下 • 栄養状態低下による筋力低下の可能性 • 過去2回の転倒しそうになった経験 |
3 | 意欲低下/抑うつ状態 (顕在的問題) |
• 趣味(編み物)への興味喪失 • 昼夜の傾眠傾向 • 施設入所による環境変化(半年前)の影響 • 食欲低下(うつの身体症状の可能性) • 長男家族との同居から施設入所への変化による喪失感 |
4 | せん妄リスク状態 (潜在的問題) |
• 軽度認知障害(MMSE 22点) • 食事摂取量低下による脱水のリスク • 睡眠-覚醒リズムの乱れ • 複数の薬剤服用(特に睡眠薬) • 高齢(85歳)という年齢的要因 |
5 | ポリファーマシーによる副作用リスク (潜在的問題) |
• 複数の薬剤服用(降圧剤、抗凝固剤、骨粗鬆症治療薬、睡眠薬) • 胃腸症状と薬剤の関連性 • 睡眠薬と傾眠、ふらつきの関連性 • 高齢者の薬物動態変化(腎機能低下による排泄遅延など) |

アセスメントのまとめ
ここまでの事例分析から、老年看護学実習でのアセスメントについて以下のようにまとめることができます。
高齢者アセスメントのステップと実践ポイント
これらのステップを踏むことで、高齢者の特性を考慮した質の高いアセスメントが可能となります。


実習記録を効率的に書くためのチェックリスト
実習でのアセスメントスキルを向上させるには、事例学習だけでなく、実際の臨床場面での実践が重要です。次章では、実習を成功させるための最終チェックリストをご紹介します。
実習を成功させるための最終チェックリスト
ここまでの内容をまとめて、老年看護学実習で差がつくアセスメントのための最終チェックリストを作成しました。このリストを実習前に確認し、ポイントをおさえておくことで、より充実した実習になるでしょう。
- 高齢者を全人的に捉える:身体面だけでなく、精神面、社会面も含めて総合的に評価する
- 加齢変化と病的変化を区別する:正常な老化なのか、疾患による変化なのかを見極める
- 非定型的な症状表現に注目する:あいまいな訴えの背景に重要な問題が隠れていないか確認する
- 生活史を丁寧に聴取する:現在の状態や行動の背景には、長年の習慣や価値観が影響している
- 複数の問題の相互関係を考える:高齢者の問題は単独で存在せず、連鎖していることが多い
- 薬剤の影響を評価する:ポリファーマシーによる副作用や相互作用の可能性を考慮する
- 潜在的問題も予測する:目に見える問題だけでなく、将来的なリスクも含めて評価する
- 強みや残存機能を見つける:問題点だけでなく、活用できる能力や意欲も評価する
- 個別性を重視する:「高齢者はこうである」という固定観念ではなく、その人の特性を理解する
- 多職種の視点も取り入れる:医師、リハビリスタッフ、介護職など、多角的な視点で評価する
これらのポイントを意識しながら実習に臨むことで、高齢者の状態をより深く理解し、適切なケアを提供することができるでしょう。


さらに学びを深めたい方へ
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この攻略ガイドには、以下の内容が含まれています:
- 高齢者の機能別アセスメントシート
- 認知症ケアのポイントと実践例
- 老年看護学実習でよく遭遇する疾患と看護
- 実習記録の書き方テンプレート
- 高齢者とのコミュニケーション技法
- 実習指導者からの評価を高めるポイント
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老年看護学実習でのアセスメントは、多角的な視点と丁寧な情報収集が鍵となります。この記事で紹介したポイントを押さえつつ、高齢者一人ひとりの個別性を大切にしたアセスメントを行うことで、より質の高い看護を提供できるようになるでしょう。
みなさんの実習の成功と、看護師としての成長を心より応援しています!
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