【看護学生必見】内視鏡検査と穿刺検査を完全マスター!前処置・合併症・国試対策を徹底解説
内視鏡検査や穿刺検査は、看護師国家試験でも実習でも頻出の重要なテーマです。特に「前処置」「合併症」「体位」といったポイントは毎年出題されています。でも、「胃カメラと大腸カメラの違いがわからない」「腰椎穿刺と骨髄穿刺がごちゃごちゃになる」と悩んでいませんか?
この記事では、内視鏡検査(上部消化管・大腸・ERCP)と穿刺検査(腰椎穿刺・骨髄穿刺)について、実習でも国試でも使える知識を徹底解説します!最後には実際の国試問題も用意していますので、ぜひチャレンジしてくださいね。

この記事で学べる5つのポイント
- 上部消化管内視鏡(胃カメラ) – 前処置・抗コリン薬・合併症
- 大腸内視鏡 – 前処置の違い・体位
- ERCP – 急性膵炎の合併症に注意
- 腰椎穿刺 – 体位・髄液検査・安静の理由
- 骨髄穿刺 – 腰椎穿刺との違い・穿刺部位


上部消化管内視鏡(胃カメラ):前処置と合併症を完全理解
まずは国試でも実習でも最も出題されやすい上部消化管内視鏡(胃カメラ)から学びましょう。

上部消化管内視鏡とは?
上部消化管内視鏡は、口から内視鏡を挿入して食道・胃・十二指腸を観察する検査です。胃がん、胃潰瘍、逆流性食道炎などの診断に使われます。
【重要】胃カメラの前処置
| 項目 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 絶飲食 | 検査12時間前から絶飲食 前日の夜から当日の朝まで |
胃の中に食べ物があると観察できない 誤嚥のリスクがある |
| 抗コリン薬投与 | ブスコパン(ブチルスコポラミン) アトロピン |
消化管の蠕動運動を抑制 観察しやすくするため |
| 消泡剤 | ガスコン(ジメチコン) | 胃内の泡を除去 視野を確保するため |
| 局所麻酔 | キシロカインスプレー キシロカインビスカス |
咽頭反射を抑える 挿入時の不快感を軽減 |

抗コリン薬の重要ポイント
【作用】
- 交感神経を優位にする
- 消化管の蠕動運動を抑制
- 胃液・唾液の分泌を抑制
【主な副作用】
- 眼圧上昇 → 緑内障患者には禁忌
- 口渇
- 排尿困難 → 前立腺肥大症患者に注意
- 心拍数増加


胃カメラ検査中・検査後の看護
|
🔍 検査中の看護ポイント
✅ 検査後の看護ポイント
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【国試頻出】上部消化管内視鏡の合併症
| 合併症 | 症状 | 看護のポイント |
|---|---|---|
| 穿孔(せんこう) | 激しい腹痛 腹膜刺激症状 ショック症状 |
すぐに医師に報告 緊急手術の可能性 |
| 出血 | 吐血・下血 血圧低下 頻脈 |
バイタルサイン測定 便・吐物の観察 |
| 誤嚥性肺炎 | 発熱・咳・痰 呼吸困難 |
麻酔が切れるまで絶飲食 飲水テスト実施 |
| 感染 | 発熱・悪寒 腹痛 |
体温測定 感染徴候の観察 |

- 前処置:「胃カメラは胃を見る→胃に何もない状態で!」
- 抗コリン薬:「交感神経優位で腸が止まる」
- 検査中の体位:「左側臥位(左を下)」
- 検査後の体位:「右側臥位(右を下)→幽門が右だから」
- 合併症:「激しい腹痛→穿孔を疑え!」
大腸内視鏡:胃カメラとの違いを理解しよう
次は大腸内視鏡です。胃カメラとの前処置の違いをしっかり理解しましょう。
大腸内視鏡の前処置
| 胃カメラとの違い | 上部消化管(胃カメラ) | 下部消化管(大腸カメラ) |
|---|---|---|
| 観察部位 | 食道・胃・十二指腸 | 大腸(結腸・直腸) |
| 挿入経路 | 口から挿入 | 肛門から挿入 |
| 前処置 | 絶飲食(12時間前から) | 腸管洗浄 下剤(ニフレック等)2L服用 |
| 検査中の体位 | 左側臥位 | 左側臥位→仰臥位→右側臥位 (内視鏡の進行に合わせて変更) |

ERCP:急性膵炎に要注意!
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)は、胆管や膵管を造影する検査です。合併症として急性膵炎が有名なので、国試でもよく出題されます。

ERCPとは?
|
📋 ERCPの基礎知識 正式名称:内視鏡的逆行性胆管膵管造影 目的:胆管・膵管の造影、胆石除去、ステント留置など 方法:十二指腸乳頭部から造影剤を注入し、X線撮影 |
【国試頻出】ERCPの合併症:急性膵炎
【症状】
- 激しい上腹部痛(心窩部痛)
- 背部痛(膵臓は後腹膜にあるため)
- 悪心・嘔吐
- 発熱
【検査値】
- 血清アミラーゼ↑↑↑(最重要!)
- 血清リパーゼ↑
- 白血球数↑
- CRP↑
【治療】
- 絶飲食(膵臓を休ませる)
- タンパク質分解酵素阻害薬(ナファモスタット等)→ 膵臓の自己消化を防ぐ
- 輸液・疼痛管理


腰椎穿刺と骨髄穿刺:違いを完全マスター
最後は、多くの学生さんが混乱する「腰椎穿刺」と「骨髄穿刺」の違いを整理しましょう。

腰椎穿刺と骨髄穿刺の比較表
| 項目 | 腰椎穿刺 | 骨髄穿刺 |
|---|---|---|
| 目的 | 髄液を採取 髄膜炎・くも膜下出血の診断 |
骨髄液を採取 白血病・貧血の診断 |
| 穿刺部位 | L3〜L5(腰椎) ヤコビー線(腸骨稜を結ぶ線)がL4 |
腸骨(上後腸骨棘) または胸骨 |
| 体位 | エビのような体位 (側臥位で膝を抱える) → 椎骨間を広げるため |
腹臥位(うつ伏せ) または側臥位 |
| 検査後の安静 | 仰臥位で4〜6時間安静 頭痛・嘔吐予防のため |
特別な制限なし 穿刺部の圧迫は必要 |
| 合併症 | 頭痛・嘔吐(髄液漏出) 神経損傷 |
出血・感染 穿刺部の疼痛 |

腰椎穿刺後の頭痛について
穿刺した部位から髄液が漏れ出ると、脳脊髄液圧が低下します。すると、脳が下に引っ張られるような状態になり、頭痛や嘔吐が起こります。
予防法:
- 検査後4〜6時間は仰臥位(仰向け)で安静
- 頭を上げない(座位・立位禁止)
- 十分な水分摂取
※動くと髄液漏出が増え、頭痛が悪化します!


- 腰椎穿刺:「エビ体位で髄液採取→安静厳守!」
- 骨髄穿刺:「うつ伏せで骨髄採取→安静制限なし」
- 穿刺部位:腰椎はL3〜L5、骨髄は腸骨(上後腸骨棘)
- ヤコビー線:腸骨稜を結ぶ線=L4の高さ
国試問題にチャレンジ!実力を確認しよう

ここまで学んだ知識を、実際の国試形式の問題で確認しましょう!
【国試問題1】上部消化管内視鏡検査について
上部消化管内視鏡検査を受ける患者への説明で適切なのはどれか。
- 検査前日の夜から絶飲食とする
- 検査後は直ちに飲水できる
- 検査中は頻繁に咳をしてもよい
- 検査後は左側臥位で安静にする


【解答】1番
解説:上部消化管内視鏡検査では、胃内に食物があると観察ができないため、検査12時間前(前日の夜)から絶飲食とする。
【国試問題2】ERCP後の合併症について
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)を受けた患者が、翌日検査で造影剤の漏出が認められ、タンパク質分解酵素阻害薬の投与が開始された。Aさんに生じている合併症を確認するために最も重要な検査値はどれか。
- 血清アミラーゼ
- 血清ビリルビン
- 血清アルブミン
- 血清クレアチニン


【解答】1番
解説:ERCP後の合併症として急性膵炎が考えられる。急性膵炎では血清アミラーゼが著明に上昇するため、最も重要な検査値である。
【国試問題3】腰椎穿刺について
腰椎穿刺を受けた患者の看護で適切なのはどれか。
- 穿刺時の体位はエビのような姿勢をとる
- 穿刺後は呼吸動作を指示する
- 穿刺当日の入浴は長時間避ける
- 穿刺後2時間は立位で安静にする


【解答】1番
解説:腰椎穿刺時は、側臥位で膝を抱えるエビのような体位(背部を丸める)をとる。これにより椎骨間が広がり、穿刺しやすくなる。
【国試問題4】骨髄穿刺について
成人の腸骨からの骨髄穿刺の看護で正しいのはどれか。
- 穿刺時の体位は腹臥位である
- 穿刺中は呼吸動作を指示する
- 穿刺後4時間は仰臥位で安静にする
- 穿刺当日の入浴は長時間避ける


【解答】1番
解説:成人の腸骨(上後腸骨棘)からの骨髄穿刺では、腹臥位(うつ伏せ)をとる。腰椎穿刺のような厳しい安静制限はない。
まとめ:内視鏡・穿刺検査のポイント総復習
最後に、今日学んだ内容を総まとめしましょう!
【上部消化管内視鏡(胃カメラ)】
- 前処置:検査12時間前から絶飲食
- 抗コリン薬で消化管運動を抑制
- 検査中:左側臥位、検査後:右側臥位
- 合併症:穿孔(激しい腹痛)、出血、誤嚥性肺炎
【大腸内視鏡】
- 前処置:腸管洗浄(ニフレック2L服用)
- 検査中の体位変換:左側臥位→仰臥位→右側臥位
【ERCP】
- 合併症:急性膵炎(最重要!)
- 症状:激しい上腹部痛・背部痛
- 検査値:血清アミラーゼ↑↑↑
- 治療:タンパク質分解酵素阻害薬
【腰椎穿刺】
- 体位:エビのような体位(側臥位で膝を抱える)
- 穿刺部位:L3〜L5(ヤコビー線=L4)
- 検査後:仰臥位で4〜6時間安静(頭痛予防)
【骨髄穿刺】
- 体位:腹臥位(うつ伏せ)
- 穿刺部位:腸骨(上後腸骨棘)
- 検査後:特別な安静制限なし

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最後に:検査の理解が深まると看護が変わる
内視鏡検査や穿刺検査は、看護師として働く上で必ず関わる検査です。前処置や合併症を理解していると、患者さんへの説明も自信を持ってできますし、異常の早期発見にもつながります。


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