【看護学生必見】ショックが苦手なあなたへ|基礎から国試対策まで完全解説
「ショックって覚えること多すぎて混乱する…」「5つの分類の違いが分からない…」そんな悩みを抱えていませんか?
ショックは看護師国家試験でも頻出のテーマですが、多くの看護学生が苦手意識を持っている分野です。でも安心してください。この記事では、解剖生理が苦手な方でも理解できるように、基礎から丁寧に解説していきます。

【画像挿入位置①】
ここに「困っている看護学生のイラスト」または「ショックのイメージ図」を挿入してください
この記事で分かること
この記事で学べる内容
- ショックの正体と発生メカニズム
- 血圧の仕組み(心拍出量×末梢血管抵抗)を注射器で理解
- ショック5分類の違いと見分け方
- 国試頻出の血液分布性ショック(アナフィラキシー)
- 実際の国試過去問での確認
ショックって何?基礎から理解しよう


ショックの正体とは

レビューブックを開くと「全身の急性循環不全」と書いてありますが、これを分かりやすく言い換えると以下のようになります。
ショックの定義(覚えやすいバージョン)ショック = 酸素が体に届かない状態 = 血圧が急降下した状態
その結果、臓器が正常に働けなくなり(臓器機能不全)、命に関わる危険な状態になります。
なぜ血圧が下がるとショックになるの?
血圧が下がると、血液が全身に十分に届かなくなります。血液には酸素や栄養が含まれているため、血液が届かないということは:
- 脳:意識障害が起こる
- 心臓:心筋が弱る
- 腎臓:尿が作れなくなる(尿量減少)
- 皮膚:冷たく湿った感じになる(冷汗)
これらの症状が複数同時に起こっている状態が「ショック」なのです。
血圧の仕組みを注射器で理解!

血圧を決める2つの要素
血圧は次の公式で表されます。
血圧の公式
血圧 = 心拍出量 × 末梢血管抵抗
「え?難しそう…」と思った方、大丈夫です!注射器を使って説明するので、イメージしながら読んでください。
注射器で理解する血圧の仕組み

血圧の仕組みを、注射器を使って考えてみましょう。注射器でお水を「ピュー!」と出すときをイメージしてください。
| 要素 | 注射器で例えると | 体で言うと |
|---|---|---|
| 心拍出量 | ・中身の水がたっぷりある ・ピストンを力強く押す |
・心臓が元気に動く ・血液量が十分にある |
| 末梢血管抵抗 | ・針の太さ(細い=抵抗大、太い=抵抗小) | ・血管の広さ(狭い=抵抗大、広い=抵抗小) |


血圧が下がる3つのパターン
さて、血圧 = 心拍出量 × 末梢血管抵抗という公式から、血圧が下がる(ショックになる)パターンは以下の3つです。
血圧低下の3パターン
- 心拍出量が減る → 心臓が弱い、または血液量が少ない
- 末梢血管抵抗が減る → 血管が広がりすぎている
- 両方とも減る → 心臓も血管も両方問題がある
この3つのパターンを理解すると、次に説明する「ショック5分類」がスッと頭に入ってきます!
ショック5分類を完全マスター|比較表で一目瞭然

ショック5分類の全体像
ショックは原因によって5つに分類されます。まずは全体像を表で確認しましょう。
【画像挿入位置④】
ここに「ショック5分類のイメージ図」または「心臓と血管のイラスト」を挿入してください
| 分類 | 原因 | 心拍出量 | 末梢血管抵抗 | 代表例 |
|---|---|---|---|---|
| ①心原性ショック | 心臓のポンプ機能低下 | ↓↓ | ↑ | 心筋梗塞、心不全 |
| ②血液分布性ショック | 血管が広がりすぎ | → | ↓↓ | アナフィラキシー、敗血症 |
| ③循環血液量減少性ショック | 血液量が減少 | ↓↓ | ↑ | 出血、脱水 |
| ④閉塞性ショック | 血液の通り道が詰まる | ↓↓ | ↑ | 肺動脈塞栓症、心タンポナーデ |
| ⑤神経原性ショック | 血管の調節障害 | ↓ | ↓ | 脊髄損傷 |
※↓↓=大きく低下、↓=低下、↑=上昇、→=変化なし


各ショックの詳しい解説
①心原性ショック – 心臓のポンプが弱い
イメージ:注射器のピストンを押す力が弱い状態
- 原因:心筋梗塞、重症心不全など心臓自体の問題
- 特徴:心臓が弱いので血液を送り出せない
- 体の反応:末梢血管をギュッと収縮させて血圧を保とうとする
- 症状:冷汗、冷感、チアノーゼ(四肢冷感=コールドショック)
②血液分布性ショック – 血管が広がりすぎ
イメージ:注射器の針が太すぎて圧力が出ない状態
- 原因:アナフィラキシー、敗血症など
- 特徴:血管が広がりすぎて血液が全身に散らばる
- 体の反応:末梢血管抵抗が低下(これが他と違う!)
- 症状:皮膚が温かい、発赤(四肢温感=ウォームショック)
③循環血液量減少性ショック – 血液が足りない
イメージ:注射器の中身(水)が少ない状態
- 原因:大量出血、重度の脱水、熱傷など
- 特徴:体の中の血液量が減少
- 体の反応:重要臓器(脳・心臓)に血液を集めるため末梢血管を収縮
- 症状:冷汗、冷感、頻脈、尿量減少
④閉塞性ショック – 血液の通り道が詰まる
イメージ:注射器の針が詰まって水が出ない状態
- 原因:肺動脈塞栓症(エコノミークラス症候群)、心タンポナーデなど
- 特徴:心臓は元気だけど、血液の通り道が詰まっている
- 体の反応:血液が先に進めず渋滞状態
- 症状:呼吸困難、チアノーゼ、頸静脈怒張
⑤神経原性ショック – 血管調節がうまくいかない
イメージ:血管を締めたり緩めたりする命令が届かない状態
- 原因:脊髄損傷など神経系の障害
- 特徴:血管を調節する神経が働かない
- 体の反応:血管が適切に収縮できない
- 症状:徐脈(他のショックと違って脈が遅い)、皮膚温暖

覚え方のコツ
| 皮膚の状態 | 該当するショック | 覚え方 |
|---|---|---|
| 冷たい(コールドショック) | ①心原性 ③循環血液量減少性 ④閉塞性 |
末梢血管抵抗↑ 血液が手足に行かない |
| 温かい(ウォームショック) | ②血液分布性 | 末梢血管抵抗↓ 血管が広がって血液が全身に |
国試頻出!血液分布性ショックを徹底解説

なぜ血液分布性ショックが国試に出やすいのか
血液分布性ショックが国試で頻出される理由は以下の通りです。
- 他のショックと症状が真逆だから引っかけ問題が作りやすい
- アナフィラキシーは実際の臨床でよく遭遇する(薬剤投与、造影剤、ハチ刺されなど)
- 初期対応が重要で、看護師として必ず知っておくべき知識
血液分布性ショックの代表例:アナフィラキシーショック

- アレルゲン(抗原)が体内に入る
- 全身の血管が急激に拡張する
- 血管が広がることで末梢血管抵抗が低下
- 血液が全身に散らばり、血圧が急降下
- でも血管が広がっているので皮膚は温かい(ウォームショック)


血液分布性ショックと他のショックの症状比較
| 症状 | 血液分布性ショック | その他のショック |
|---|---|---|
| 皮膚温 | 温かい(ウォーム) | 冷たい(コールド) |
| 皮膚色 | 発赤(赤い) | 蒼白、チアノーゼ |
| 末梢血管抵抗 | 低下↓ | 上昇↑ |
| 血圧 | 低下 | 低下 |
| 脈拍 | 頻脈 | 頻脈(神経原性は徐脈) |
閉塞性ショックも要注意!
もう一つ、国試で出やすいのが肺動脈塞栓症による閉塞性ショックです。エコノミークラス症候群として知られています。
- 長時間同じ姿勢→足の静脈に血栓ができる
- 血栓が肺動脈に飛んで詰まる
- 心臓から肺への血流が渋滞
- 肺から左心室に血液が戻らない
- 全身への血液供給が減少→血圧低下

国試過去問にチャレンジ!
それでは、実際の看護師国家試験の問題を解いてみましょう!
【画像挿入位置⑥】
ここに「国試問題に挑戦するイメージ図」または「勉強している学生のイラスト」を挿入してください
問題1:末梢血管抵抗の理解
- 心原性ショック
- 血液分布性ショック
- 循環血液量減少性ショック
- 閉塞性ショック
【解答・解説】
正解:2. 血液分布性ショック
解説:
- 血液分布性ショックは、血管が広がりすぎることで起こります
- 血管が広がる=末梢血管抵抗が低下
- 他のショック(1、3、4)は、体が血圧を保とうとして血管を収縮させるため、末梢血管抵抗は上昇します
- この違いが国試で最も狙われるポイントです!
問題2:閉塞性ショックの理解
- 心臓のポンプ機能が低下している
- 末梢血管抵抗が低下している
- 循環血液量が減少している
- 血液の通り道が閉塞している
【解答・解説】
正解:4. 血液の通り道が閉塞している
解説:
- 肺動脈塞栓症は閉塞性ショックに分類されます
- 足の静脈にできた血栓が肺動脈に飛んで詰まる
- 心臓自体は元気ですが、血液の通り道が塞がれているため血圧が下がります
- 「渋滞」をイメージすると理解しやすいです


まとめ:ショック5分類のポイント総復習
- ショック=酸素が届かない状態=血圧低下
- 血圧=心拍出量×末梢血管抵抗(注射器でイメージ)
- ショックは5分類:心原性、血液分布性、循環血液量減少性、閉塞性、神経原性
- 血液分布性ショックだけ末梢血管抵抗が低下(ウォームショック)
- 他のショックは末梢血管抵抗が上昇(コールドショック)
- 国試頻出は血液分布性ショック(特にアナフィラキシー)
さらに深く学びたいあなたへ
今回の記事では、ショックの基礎から5分類まで解説しました。でも、「まだ不安…」「もっと詳しく知りたい」という方もいるかもしれません。

- ショック5分類の比較表(A4サイズで見やすい!)
- 各ショックの観察ポイント一覧
- 国試頻出ポイントのまとめ
- 実習で使える緊急時対応チェックリスト
- 覚えやすいゴロ合わせ集
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ショックの理解が深まったでしょうか?
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