【看護学生必見】ナースカフェVol.2報告|熊本の看護学生と地元の病院をつなぐ
こんにちは、Nurse Path+(ナースパス)のかず学長です。2026年10月17日(土)、熊本の看護学生のみなさんと「ナースカフェVol.2」を開催しました。谷田病院とNurse Path+の共同開催で、学生9名が参加してくれました。
この記事では、なぜ僕たちが熊本でこの活動を続けているのか、当日に学んだ内容、参加者のアンケート結果、そして次回のナースカフェの予告をお伝えします。看護学生のみなさんはもちろん、学校や病院の関係者の方にも、僕たちの思いが届けばうれしいです。
かず学長

参加した学生・谷田病院のスタッフ・かず学長(掲載は了承済みです)
🏕 次回予告|12月19日・20日、谷田病院の中へ
次回のナースカフェVol.3は、谷田病院の全面協力で、病院の中を実際に触りながら学ぶ1泊2日です。教科書だけでは届かない「現場」を、2日間で体験します。夜はキャンプファイヤーで、現役の看護師に生で相談もできます。くわしくは、記事の後半(SECTION 05)でお伝えします。
熊本の看護学生と地元の病院をつなぐ|ナースカフェVol.2を開催しました
なぜ、熊本でこの活動を続けているのか
Nurse Path+は、看護学生のための学習サポートを行っているオンラインスクールです。その活動のひとつとして、僕たちは地元の病院と一緒に、看護学生が集まれる場づくりを続けています。ナースカフェもそのひとつです。
理由は2つあります。
🏥 ① 地元の病院を知ってほしい
熊本の病院に、地元で根づいて働く看護師が増えてほしい。そのためには、学生のうちに「地元にはこんな病院がある」「こんな人たちが働いている」と知ってもらう機会が大切だと考えています。
📚 ② 国試の勉強を、楽しく進めてほしい
国試の勉強をしながら、地元の病院の人たちと話せる場をつくる。その中で、少しでも楽しく勉強して、合格に近づいてほしい。そんな思いで続けています。
病院で働くことの魅力は、パンフレットやホームページだけでは、なかなか伝わりません。実際に会って、話して、一緒に学んでみて、はじめて「この病院、いいな」と感じてもらえることがあります。だからこそ、顔の見える場をつくることを大切にしています。


つまりこの活動は、地元の看護学生を応援する、社会貢献・地域づくりの取り組みでもあります。これからも熊本の看護学生のみなさんの力になれるよう、続けていきます。



ナースカフェのあゆみ|参加者が3倍に
ナースカフェは、5月のVol.1から始まりました。回を重ねるごとに、参加してくれる学生が増えています。
3名
Vol.1(5月)
満足度5.0/5
9名
Vol.2(10月)
満足度4.78/5
18名
Vol.3(12月)
先着・定員(予定)
Vol.1は3名、Vol.2は9名。そして12月のVol.3は、先着18名で募集します。小さく始めた活動が、少しずつ、熊本の看護学生に届き始めていると感じています。
当日の流れ
2026年10月17日(土)の17時から20時まで、次の流れで進めました。
オープニング
自己紹介と、今日の流れのお話
心電図
「読み方の型」と国試のポイント。グループワークも
血液ガス
pH・PaO₂・PaCO₂・HCO₃⁻の読み方
関連図
書き方と、試験・実習で使えるコツ
交流テーブル
国試・実習の質問/先輩看護師の話/学校間の交流
アンケート・解散
感想を書いて、20時に終了
今回学んだ3つのテーマ|心電図・血液ガス・関連図を詳しく解説
参加してくれた学生から、「苦手だった」という声が多かった3つのテーマを取り上げました。どれも国試でも実習でも避けて通れない内容です。当日お伝えした考え方を、ここで少し詳しくおさらいします。
心電図|まずは「読み方の型」を持つ
心電図は、波形をなんとなく眺めていると苦手になりがちです。まず、波形が心臓のどんな動きを表しているのかを押さえましょう。
| 波形 | 表しているもの |
|---|---|
| P波 | 心房の興奮(心房が収縮するための電気) |
| QRS波 | 心室の興奮(心室が収縮するための電気) |
| T波 | 心室が元の状態にもどる(回復する)過程 |
そのうえで大切なのが、毎回同じ順番で見る「型」を持つことです。たとえば、次のような順番があります。
🫀 心電図を見る順番の一例
- ①リズム:RR間隔は規則的か
- ②心拍数:速いか、遅いか(目安は1分間に60〜100回)
- ③P波:QRSの前にあるか
- ④PQ間隔・QRS幅:長さは正常か
- ⑤ST・T波:上がっていないか、下がっていないか








グループワークでは、分からなくても大丈夫という雰囲気の中で、隣の人と相談しながら取り組んでもらいました。「ひとりだと止まってしまうけれど、話しながらだと進める」という体験が、苦手意識をほぐす第一歩になります。
血液ガス|見る順番は「pH → PaCO₂ → HCO₃⁻」
血液ガスは、数値が多くて難しく感じる分野です。ただ、見る順番を決めると整理しやすくなります。まず、基準値を押さえましょう。
| 項目 | 基準値の目安 |
|---|---|
| pH | 7.35〜7.45 |
| PaCO₂ | 35〜45 Torr |
| HCO₃⁻ | 22〜26 mEq/L |
| PaO₂ | 80〜100 Torr |
最初にpHで「酸性(アシドーシス)かアルカリ性(アルカローシス)か」を判断します。次にPaCO₂とHCO₃⁻を見て、原因が呼吸性か代謝性かを考えます。
| 状態 | pH | 主に変化する値 |
|---|---|---|
| 呼吸性アシドーシス | 低い(7.35未満) | PaCO₂が高い |
| 呼吸性アルカローシス | 高い(7.45より上) | PaCO₂が低い |
| 代謝性アシドーシス | 低い(7.35未満) | HCO₃⁻が低い |
| 代謝性アルカローシス | 高い(7.45より上) | HCO₃⁻が高い |


📝 ひとことプラス(代償)
- 呼吸性の異常があると、腎臓がHCO₃⁻を調節して、pHをもとに近づけようとします
- 代謝性の異常があると、呼吸(PaCO₂)を変えて、pHをもとに近づけようとします
- 数値がずれていても、「どちらが原因で、どちらが代償か」を考えると整理できます
参加した学生からは、「苦手だった血液ガスを、自力で読み解けるようになった」という声が届きました。



関連図|「なぜ?」を矢印でつなぐ
関連図は、実習記録でつまずきやすいポイントのひとつです。基本の考え方は、「原因・背景 → 病態 → 症状・検査データ → 看護問題 → 援助」の順に、矢印でつなぐことです。書いていて詰まったら、「それはなぜ?」を自分に問いかけて、つながりを一本ずつ足していきます。


🔗 流れのイメージ(心不全を例に)
- 原因・背景:心臓のポンプ機能の低下
- 病態:心拍出量の低下/体にたまる水分の増加
- 症状・検査データ:息苦しさ、むくみ、体重の増加
- 看護問題:呼吸が苦しい、体液が過剰
- 援助:安静、観察(呼吸・体重・水分の出入り)、水分・塩分の管理






📝 ポイントまとめ(学びの3つ)
- 心電図:波形の意味を押さえて、見る順番の「型」を持つ
- 血液ガス:pH → PaCO₂ → HCO₃⁻ の順で見る。代償も意識する
- 関連図:「なぜ?」を矢印でつなぎ、必要な線だけ残す
参加者アンケートの結果|数字から見える手応え
当日は参加した学生全員(9名)がアンケートに回答してくれました。5点満点での結果です。人数が少ないため参考値ですが、ご紹介します。
満足度は4.78点。講義と交流が高評価
4.78
全体の満足度
5点満点
4.89
講義のわかりやすさ
5点満点
5.0
スタッフとの交流
全員が5点
4.78
友人に勧めたい
5点満点
とくに谷田病院のスタッフとの交流は、9名全員が5点をつけてくれました。「地元の病院の人たちと話せた」ことが、満足につながったと受け取っています。


5月に開催したVol.1(参加3名)との比較は、次のとおりです。
| 項目(5点満点) | Vol.1(3名) | Vol.2(9名) |
|---|---|---|
| 全体の満足度 |
5.0 |
4.78 |
| 講義のわかりやすさ |
4.7 |
4.89 |
| スタッフとの交流 |
4.3 |
5.0 |
| 友人に勧めたい |
4.3 |
4.78 |
人数が3倍になっても、講義・交流・友人への推薦は同じか、それ以上の評価でした。
谷田病院への興味|9名中7名が「高まった」
「谷田病院への就職・見学への興味は変わりましたか?」という質問には、9名中7名が「高まった」と答えてくれました。
より興味が高まった:3名(33%)
少し興味が高まった:4名(44%)
変わらない:2名(22%)
「地元の病院を知ってほしい」という、この活動の目的に、少しずつ近づけていると感じています。
参加者の声
「苦手だった血液ガスの読み解きを、自力でできるようになった」
「学校の講義より分かりやすかった。関連図の書き方もかなり理解できた」
「わからないことは聞ける雰囲気が、とてもよかった」
※参加者のアンケートの言葉を、個人が特定されないよう一部要約して掲載しています。
次回のナースカフェへの参加意向は、9名中7名が「ぜひ参加したい」、残りの2名が「内容によっては参加したい」でした。次回の内容として、「国試直前対策」を5名、「現役看護師との座談会」を3名が希望しています。



練習問題|血液ガスと心電図で国試に挑戦
今回の勉強の中から、国試形式の問題を2問用意しました。まずは自分で答えを決めてから、解説を確認してください。
問題1|血液ガス
💡 練習問題①
動脈血ガス分析の結果が次のとおりであった。pH 7.28、PaCO₂ 62Torr、HCO₃⁻ 25mEq/L。最も考えられる状態はどれか。
- 呼吸性アシドーシス
- 呼吸性アルカローシス
- 代謝性アシドーシス
- 代謝性アルカローシス
まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。
問題2|心電図
💡 練習問題②
12誘導心電図で、Ⅱ・Ⅲ・aVFの誘導にST上昇を認めた。梗塞部位として最も考えられるのはどれか。
- 前壁
- 下壁
- 側壁
- 後壁
まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。
次回のメイン企画|谷田病院の全面協力で、病院の中を実際に触る2日間
ここからは、次回のナースカフェVol.3のお知らせです。今回いただいたアンケートの声(「国試直前対策」「現場の人との交流」「もっと実践的に」)を受けて、次回は思い切って、病院の中に入って、実際に触りながら学ぶ形にしました。
全学年参加できます!


谷田病院の全面協力で、現場を体験します


次回も、谷田病院のみなさんが全面的に協力してくれます。病院の中を実際に見て、触れて、現場の看護師さんから直接話を聞く。教科書やスライドだけでは届かない「現場」を、2日間で体験してもらいます。



体験を予定している内容は、次のとおりです(時間割は調整中で、変更になる場合があります)。
全部国試の内容に絡めて考えます!


💉 点滴・輸液ポンプ
実際の機器に触れて、滴下数の計算も
🫁 酸素ボンベ
ボンベの扱いと、使用できる時間の計算
📋 カルテ・検査データ・血液ガス、血糖測定
実際の流れで、データの読み方を学ぶ
💊 薬局
薬がどう準備されるのか、薬の効能を知る
🔍 内視鏡
検査の流れと、看護師の役割
👶 小児外来の予防接種
子どもへの関わり方を、現場で
🫀 心電図
今回の学びを、実際の現場で確かめる
🤝 介護保険サービス
国試でも問われる、介護サービスの全体像
📝 実習アセスメントのコツ・国試クイズ
学んだことを、クイズで総復習
2日間のイメージ
| 内容(予定) | |
|---|---|
| 1日目 | 谷田病院で現場体験(点滴・輸液ポンプ・酸素・検査データ)→ COMMON IDOEのキャンプ場へ移動 → 国試の勉強会 → 夜はキャンプファイヤーで、みんなで悩み解決・現役看護師との座談会 |
| 2日目 | 谷田病院で薬局・内視鏡・小児外来・心電図 → 昼食 → 介護福祉の見学・実習のコツ → 総復習クイズ → 解散 |
※時間割は調整中で、変更になる場合があります。決まり次第、このブログと公式LINEでお知らせします。
夜はキャンプファイヤー|みんなで悩みを解決しよう


1日目の夜は、COMMON IDOE(旧井戸江峡キャンプ場・熊本県甲佐町)に移動して、キャンプです。キャンプファイヤーを囲みながら、みんなで悩みを解決していきます。
🔥 キャンプファイヤーの夜にできること
- 現役の看護師と、本音で話して盛り上がる:病院の仕事のこと、1日の流れ、学生時代のこと
- 学校のこと:実習や人間関係、勉強のやり方を生で相談できる
- これからのこと:国試や就職、進路への不安を、直接聞ける
- 仲間とつながる:学校をこえた友達づくり



画面越しではなく、実際に会って、顔を見て、相談できる。それが、オフラインで開く合宿の一番の良さだと考えています。
開催概要


💡 ナースカフェVol.3
- 日程:2026年12月19日(土)〜20日(日)・1泊2日
- 参加できる方:看護学生の2年生・3年生
- 定員:18名(先着)
- 参加費:無料(食事も無料です)
- 場所:谷田病院(熊本)+ COMMON IDOE(旧井戸江峡キャンプ場・熊本県甲佐町)
- 協力:谷田病院(全面協力)
- 内容:病院の中で、実際に触りながら学ぶ、他にはない体験型の国試勉強。オフラインならではの合宿形式です
- 申込:先着順です。下の申込ボタンから、お申し込みください
📝 ナースカフェVol.3に申し込む(先着18名・参加費も食事も無料)
※日程は予定です。変更になる場合は、お知らせします。
なぜ「実際に触る」のか


国試の勉強は、どうしても教科書とスライドが中心になります。でも、看護師として働き始めたとき、目の前にあるのは、実際の機械、実際の数値、そして実際の患者さんです。
だからこそ、学生のうちに、現場に触れて、「あ、これ、教科書で見たやつだ」と感じてほしい。その一度の体験が、国試の勉強にも、実習にも、そして卒業後の不安にも、きっと力になります。国試の勉強を、もっと実感のあるものにする。それが、次回の一番の狙いです。



熊本の看護学生を救うために|僕たちみんなで頑張ります
谷田病院のおかげで続けられている活動です
ナースカフェは、谷田病院のみなさんが、場づくりやスタッフの参加など、全面的に協力してくれているから続けられている活動です。毎回、忙しい中で時間をつくって、学生ひとりひとりに向き合ってくれています。この場を借りて、心から感謝をお伝えします。本当にありがとうございます。
💌 かず学長より、熊本の看護学生のみなさんへ
国試の勉強は、ひとりで続けていると、不安になる日があります。「本当に受かるのかな」「このままで間に合うのかな」。そんな気持ちを抱えている学生が、熊本にもたくさんいると思います。
僕は、そんな学生をひとりでも多く救いたいと思っています。勉強をただ教えるだけでなく、地元の病院の人たちと出会い、仲間と出会い、「ここで頑張っていいんだ」と思える場所をつくりたい。それが、僕たちがこの活動を続けている理由です。
これからも、谷田病院のみなさんと、そして熊本の看護学生のみなさんと、僕たちみんなで頑張っていきます。みなさんが国試に合格して、胸を張って看護師になる日まで、全力で応援させてください。
12月、病院の中で会えることを、心から楽しみにしています。ひとりで来づらい方は、ぜひ友達も誘って、一緒に来てください。



📝 ナースカフェVol.3に申し込む(先着18名・参加費も食事も無料)
※日程は予定です。変更になる場合は、お知らせします。
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