【看護学生必見】大腿骨近位部骨折と術後看護を国試で攻略!骨粗しょう症・術式・早期離床・脱臼予防まで

🩺 この記事でわかること

🦴 骨粗しょう症から骨折までの「連鎖」と、エストロゲンの役割
🩺 頸部骨折と転子部骨折の違い(骨頭壊死と出血)
🛏️ 手術の種類と、早期離床が大切な理由
🔄 脱臼予防は術式で変わる(内転・内旋・深い屈曲)
📝 国試の練習問題3問(解説つき)

「大腿骨近位部骨折って、頸部とか転子部とか、名前がややこしい…」「術後の看護は、何を観察して、何に気をつければいいの?」

実習で高齢者の病棟に行くと、大腿骨近位部骨折(大腿骨頸部骨折・転子部骨折)の患者さんにかなりの確率で出会います。国試でも、骨折そのものより、「術後の看護」「合併症」「脱臼予防」の形でよく出題されます。

今回は、Nurse Path+のオンライン勉強会「筋骨格系②」の内容をもとに、骨粗しょう症から退院後の生活支援までを、1本の流れで整理しました。勉強会では、調べる → 答える → 解説で確認、のくり返しで進めました。そのやり取りを再現するので、一緒に参加している気分で読んでみてくださいね。

かず学長
今回のテーマは大腿骨近位部骨折や!高齢者の筋骨格系は『連鎖』で見るのがコツやで。骨粗しょう症 → 転倒 → 骨折 → 手術 → 術後の看護。バラバラに覚えるより、ストーリーで覚えたほうがめっちゃ楽やからな!
大腿骨近位部骨折の背景:エストロゲン低下、破骨細胞と骨芽細胞のはたらき、骨がもろくなる流れ
SECTION 01
目次

大腿骨近位部骨折が高齢女性に多い理由は?エストロゲン低下と骨粗しょう症

勉強会のやり取り:骨粗しょう症は、なぜ起こる?

勉強会の最初に確認したのは、「骨粗しょう症って、何が原因で起こるんだっけ?」という問いです。まず、調べる時間を取りました。

かず学長
骨粗しょう症って、どんな病気やったかな?ほんで、なんで骨がもろくなるんやろ。みんな、ちょっと考えてみてな。
学生 もえ
骨がもろくなる病気です。原因は、カルシウム不足かなと思いました。
かず学長
ええやん、ピンポンや!カルシウム不足は大事なポイントやで。ほな、カルシウムって、普段は体のどこに蓄えられてるか知ってる?
学生 もえ
骨、です。
かず学長
そのとおりや!血液中のカルシウムが足りへんようになると、体は骨を壊してカルシウムを取り出すんやな。ここは、副甲状腺ホルモンのパラソルモンや、カルシトニンも関わってくるで。

骨は、骨を壊す細胞(破骨細胞)と、骨を作る細胞(骨芽細胞)のバランスで保たれています。加齢とともに、骨を作る力が弱くなります。さらに、女性の場合はここにエストロゲンが関わります。

1エストロゲンの低下 閉経後などで、女性ホルモンが減る
2ブレーキが弱まる エストロゲンは、骨を壊す働きを抑えている
3骨を壊す力が優位に 破骨細胞の働きが強まり、骨を作る力は弱まる
4骨量・骨の強さが低下 骨粗しょう症の状態に
5軽い転倒でも骨折 大腿骨近位部などが折れやすくなる
かず学長
エストロゲンは、本来『骨を壊す側のブレーキ』やねん。ブレーキがなくなると解体班が加速して、建設班も弱ってくる。ほんで、骨がスカスカになってまうんや。女性のほうが転倒したときの骨折リスクが高いのは、この骨粗しょう症のせいやで。国試にも老年と絡めてよう出るから、覚えといてな!

骨とカルシウムを調整するしくみは、カルシトニンとパラソルモンの覚え方の記事でも整理しています。あわせて読んでみてください。

骨を守る・転ばない環境をつくる(二次骨折予防)

骨折を防ぐには、骨を守ることと、転ばない環境をつくることの両方が必要です。老年看護学実習に行く前に、ぜひ意識しておきたいところです。

骨を守る食事と運動、転ばない住環境(照明・段差・履物・手すり)のイメージ図
区分 内容 ひとこと
骨を守る カルシウム・ビタミンD・たんぱく質/運動/骨粗しょう症の治療を続ける カルシウムだけでなく、ビタミンDとセットで
転ばない環境 照明・段差・履物(スリッパなど)・手すりを確認 「考えればわかる」問題が意外と出る
ふらつきの原因 降圧薬・睡眠薬・抗不安薬・眠気の出る薬など。起立時の血圧低下にも注意 薬は自己判断で中止せず、医師や薬剤師に相談
学生 もえ
牛乳を飲んでおけば、カルシウム不足は防げるのでしょうか?
かず学長
そこがポイントや!牛乳だけやと、カルシウムは体に吸収されにくいんや。小腸で吸収されるときに、ビタミンDが一緒におると吸収されやすくなるんやで。ビタミンDは鮭やきのこに多いし、日光に当たると体の中でも作られるで!

ビタミンDは脂溶性ビタミンです。水溶性ビタミンは尿に出やすい一方、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は体にたまりやすいという対比も、一緒に覚えておきましょう。不足すると、子どもではくる病につながります。

📝 ポイントまとめ

  • 高齢者の骨折は 骨粗しょう症 → 転倒 → 骨折 の連鎖で考える
  • 女性に多い理由は エストロゲン低下 → 破骨細胞が優位 → 骨量低下
  • カルシウムは ビタミンD(脂溶性)と一緒だと吸収されやすい
  • 二次骨折予防は 骨を守る + 転ばない環境 の両方から

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SECTION 02

大腿骨近位部骨折は「頸部」と「転子部」で注意点が違う

骨折の場所で、起こりやすいトラブルが変わる

大腿骨の付け根(近位部)の骨折は、関節包の中で折れるか、外で折れるかで、注意するポイントが変わります。

大腿骨近位部骨折の比較:頸部骨折(関節包内・骨頭壊死のリスク)と転子部骨折(関節包外・出血に注意)
比較項目 頸部骨折 転子部骨折
折れる場所 関節包の中(関節内)が多い 関節包の外(関節外)
注意すること 骨頭への血流が途切れ、骨頭壊死・骨癒合不全のリスク 周囲の筋肉・組織からの出血・貧血
覚え方 血流が途切れて、骨頭が「壊死」 外側は筋肉が多いので、「出血」
かず学長
骨の中には、実はめっちゃ血管が通ってるんやで!頸部は血流が途切れやすいから骨頭壊死、転子部は周りの筋肉から出血。この対比で覚えてな。

もう一つ、骨折の部位として注意したいのが骨盤と大腿骨です。この2つの骨折は出血量が多く、循環血液量減少性ショックのリスクがあります。勉強会でも、「出血のリスクが高い骨折はどこ?」という問いに、参加者が「骨盤骨折と大腿骨の骨折」と答え、「何ショックになる?」にも「循環血液量減少性ショック」と正しく答えていました。骨盤骨折が疑われるときは、むやみに動かさず、全身状態を観察します。

必修レベル:開放骨折と閉鎖骨折

もう一つ、必修問題で押さえておきたいのが、開放骨折と閉鎖骨折の違いです。

区分 内容 別の呼び方
開放骨折 皮膚に損傷があり、骨折部が外界と交通している 複雑骨折
閉鎖骨折 骨折部が外界と交通していない 単純骨折

⚠️ 「骨が飛び出している」だけが開放骨折ではない

開放骨折は、骨が見えるかどうかではなく、骨折部と外界がつながっているかで決まります。骨の露出がなくても、皮膚の傷から骨折部が外界と交通していれば開放骨折になり得ます。

かず学長
開放と閉鎖、複雑と単純。言い方が変わって出てくることがあるから、セットで覚えといてな。必修やから、ここは落とされへんで!
SECTION 03

転倒後の観察ポイントと画像検査(外旋・患肢短縮・X線・CT・MRI)

骨折を疑うサイン:足が外を向き、短く見える

転倒後の観察:疼痛・荷重困難・外旋・患肢短縮と、X線・CT・MRIの検査の流れ

高齢者が転倒したとき、観察したいポイントは次のとおりです。

観察項目 内容
疼痛・荷重困難 痛みで足に体重をかけられない
外旋 骨折した側の足が、外へ向いてしまう(力が入らず「ベローン」と外に倒れる)
患肢短縮 足の長さに左右差が出る(仰向けで両足をそろえて比べる)
対応の原則 無理に動かさず、全身状態と患肢を観察する
学生 かまだ
足の長さを比べて、左右で差があれば、骨折でほぼ確定ですか?
かず学長
惜しいで!左右差があるときは、股関節、骨盤、大腿骨のどれかの骨折を疑うんや。でも、典型的な所見がなくても骨折を否定したらあかん。特に高齢の方は、痛みをうまく言葉にできへんこともあるし、認知症やと転倒した時のことがわからへんこともあるんや。ここは老年とも深くつながってるで。

📝 ポイントまとめ

  • 転倒後は 疼痛・荷重困難・外旋・患肢短縮 を観察する
  • 典型所見がなくても 骨折は否定しない
  • 骨盤・大腿骨の骨折は 出血とショック に注意

画像検査:X線 → CT → MRI

骨折の診断では、まずX線(レントゲン)を撮ります。ただ、X線では骨折線が見えにくいことがあります。そのときは、CTやMRIで詳しく調べます。

検査 使うもの 特徴
X線(レントゲン) 放射線 一方向から撮る。被ばくがごく少量ある
CT 放射線 ぐるっと回って、立体的に見られる。被ばくがある
MRI 強い磁場と電波 放射線は使わない(被ばくなし)。X線でわからない骨折も見つけやすい
学生 もえ
MRIは、体の中に金属があると撮れないんですよね?
かず学長
ええとこに気づいたな!強力な磁場を使うから、体内の金属やペースメーカーは注意が必要なんや。ただ、『全部あかん』と決めつけへんのがポイントやで。機種や条件によって撮れる場合もあるから、必ず確認するんや。

⚠️ MRIは体内金属を一律「不可」と決めつけない

体内金属や植込み機器があるときは、機種と条件を確認します。国試では「強い磁場を使う」「放射線は使わない」の対比で出題されます。

SECTION 04

なぜ手術の方法が違う?骨接合術・人工骨頭置換術・人工股関節全置換術

大腿骨近位部骨折は、基本的に手術で治療します。ただ、頸部骨折でも全員が同じ手術になるわけではありません。骨折のタイプ、骨のずれ(転位)、年齢、普段の活動性などから、術式を選びます。

3つの術式の比較:骨接合術、人工骨頭置換術、人工股関節全置換術の違い
術式 内容 ひとこと
骨接合術 自分の骨を残して、ネジなどで固定する 骨頭を温存できる場合に選ぶ
人工骨頭置換術 大腿骨頭を人工物に置き換える 臼蓋側(受け皿)は、自分の骨のまま
人工股関節全置換術 骨頭と臼蓋側の両方を置き換える 臼蓋側にも手を入れる
かず学長
術後の看護を考えるときは、いきなり『何に気をつけるか』を考える前に、『どこを、どう手術したか』を確認するクセをつけてな。骨折の部位、術式、荷重の指示、禁忌肢位。この4つは、看護の前に必ず確認やで!

📝 ポイントまとめ

  • 頸部骨折でも 全員が同じ手術ではない(骨折型・転位・年齢・活動性で選ぶ)
  • 骨接合術は骨を残す、人工骨頭置換術は骨頭を置き換える
  • 看護の前に、骨折部位・術式・荷重・禁忌肢位を確認する
SECTION 05

動けない時間が合併症を招く!術後の早期離床が大切な理由

安静が長いと起こる合併症

骨折で動けない時間が長くなると、さまざまな合併症が起こりやすくなります。特に高齢者ほど、悪循環が加速します。

動けない時間が招く合併症:褥瘡、深部静脈血栓症、肺炎、廃用症候群、せん妄
合併症 看護のポイント
褥瘡 除圧・皮膚の観察・体位調整
深部静脈血栓症(DVT) 下肢の腫脹・疼痛・左右差を観察。疑ったら報告して診断につなげる
肺炎・廃用症候群・せん妄 呼吸・口腔ケア・活動・見当識(時間や場所の認識)を支える

⚠️ ホーマンズ徴候だけで、DVTを診断・除外しない

ホーマンズ徴候(足を伸ばして足首を上にそらすと、ふくらはぎが痛む)は、国試では手がかりとして出題されます。ただ、現在の臨床では、この徴候だけでDVTを診断することも、否定することもできません。疑ったら報告し、診察や超音波などの検査につなげます。突然の呼吸困難や胸痛は、肺塞栓の可能性があるので、すぐに報告します。

かず学長
動けへんと、褥瘡、DVT、肺炎、廃用症候群…。これが一気に来るんやで。やから、できるだけ早く動いてもらう。『なんで早く動かすの?』って聞かれたら、この合併症を防ぐためやって答えられるようにしてな!

安全に進める早期離床:座位 → 立位 → 歩行

早期離床の流れ:鎮痛を整え、座位、立位、歩行へ段階的に進める
ステップ 内容
開始前 全身状態・荷重の指示を確認し、鎮痛の効果をみて始める
進め方 座位 → 立位 → 歩行。医学的な禁忌がなければ、術翌日からの離床を検討する
観察 血圧・脈拍・めまい・疼痛
かかわり 不安を聴き、小さな成功体験を重ねる。無理に歩かせず、多職種で安全に進める

🏥 臨床エピソード

患者さん
手術の次の日に立つなんて、怖くて…。本当に大丈夫なんでしょうか。
かず学長
その不安、ようわかるで。でもな、早めに動くことが回復にも合併症の予防にも大事なんや。痛みを抑えながら、看護師さんが一緒におるから、動き方を確認しながらゆっくりいこな。

⚠️ 痛いから動かさない、が正解ではない

痛みが強いからといって、動かさないのが正解ではありません。鎮痛を整えたうえで、状態と指示に合わせて、無理なく進めるのが基本です。「無理に歩かせる」のも「動かさない」のも、どちらも誤りです。

SECTION 06

人工骨頭置換術後の脱臼予防は「術式」と「指示」で変わる

勉強会のやり取り:どんな姿勢だと脱臼しやすい?

勉強会では、「人工骨頭を入れた患者さんは、どんな姿勢をすると脱臼しやすかった?」と問いかけて、みんなで調べました。

脱臼予防:後方アプローチで注意する深い屈曲・内転・内旋と、日常動作の例
学生 もえ
内転と内旋、それから90度以上の深い屈曲だと、脱臼しやすいと調べました。
かず学長
ピンポンや!そのとおり。逆に、足を外転位にしてるときは脱臼しにくいんやで。足を組む、床のものをしゃがんで拾う、低い椅子に深く座る…これは全部、内転・内旋・深い屈曲につながる動きや。危険な動作の代表やで。
アプローチ 注意する動き 日常動作の例
後方アプローチ 深い屈曲・内転・内旋が重なる動き 低い椅子・前かがみ・足を組む・しゃがむ
前方アプローチ 伸展・外旋に注意する場合がある 術者の指示で異なる

⚠️ 全員に同じ禁忌肢位を当てはめない

脱臼しやすい動きは、手術のアプローチと術者の指示で変わります。国試では「内転・内旋・屈曲」を基本として押さえつつ、実際の現場では、この患者さんの術者指示とクリニカルパスを必ず確認します。

学生 かまだ
じゃあ、国試では後方アプローチの「内転・内旋・屈曲」を覚えておけばいいんですね。
かず学長
せやな!基本はそれでええ。ただし、実習や現場では『この患者さんは、どのアプローチで、先生はどう言うてるか』を必ず確認や。同じ人工骨頭でも、指示が変わることがあるからな!
SECTION 07

退院後の生活まで、看護をつなぐ(生活動作・自助具・住環境)

手術がうまくいっても、そこで終わりではありません。退院後の生活で、また転んだり、脱臼したりしないように支えるのも、看護の大事な役割です。

退院後の生活:高さのある椅子、手すり、靴下を履く自助具、浴室やトイレの安全対策
場面 支援のポイント
座る・立つ 座面の高さと手すりを調整する
更衣・靴下 前かがみを減らし、自助具(ソックスエイドなど)を活用する
住環境 段差・照明・浴室・トイレを確認する
共有・継続 家族や多職種と介助方法を共有。骨粗しょう症の治療と転倒予防を続ける
かず学長
看護の目的は、『安全に動く力』と『その人らしい生活』を取り戻してもらうことや。入院中から、退院後の生活を想像して関わるんやで。実習で受け持ったときも、この視点を忘れんといてな!
SECTION 08

大腿骨近位部骨折の国試練習問題3問(解答・解説つき)

ここからは、今回の内容を確認する練習問題です。国試の形式に合わせて作ったオリジナル問題なので、まずは自分の答えを決めてから、解答・解説を開いてみてください。

💡 練習問題 1

大腿骨頸部骨折(関節包内の骨折)で、特に注意が必要な合併症として適切なのはどれか。

1. 骨頭への血流障害による骨頭壊死
2. 周囲の筋肉からの大量出血のみ
3. 末梢神経の再生不良のみ
4. 皮膚の過敏反応のみ

まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。

👉 解答・解説を見る(タップで開く)

【正解】1

かず学長
頸部骨折は関節包の中で折れることが多くて、骨頭に行く血流が途切れやすいんやったな。やから1の骨頭壊死が正解や!2の筋肉からの出血は、関節包の外で折れる転子部骨折で注意するほうやで。

💡 練習問題 2

大腿骨近位部骨折の術後に、早期離床を進める目的として最も適切なのはどれか。

1. 患肢の筋力を落とすため
2. 褥瘡・深部静脈血栓症・肺炎・廃用症候群を予防するため
3. 鎮痛薬を不要にするため
4. 痛みを完全になくしてから始めるため

まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。

👉 解答・解説を見る(タップで開く)

【正解】2

かず学長
動けない時間が長いと、褥瘡、DVT、肺炎、廃用症候群が起こりやすくなるんやったな。それを防ぐために早く動いてもらうんや。やから2が正解やで。鎮痛を整えながら進めるけど、痛みが完全になくなるのを待つわけやないで!

💡 練習問題 3

下肢の術後に深部静脈血栓症を疑ったときの対応として適切なのはどれか。

1. ホーマンズ徴候が陰性なら問題ないと判断する
2. 下肢の腫脹・疼痛・左右差を確認し、報告して診断につなげる
3. 血流をよくするためにふくらはぎをマッサージする
4. 次の観察の時間まで様子を見る

まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。

👉 解答・解説を見る(タップで開く)

【正解】2

かず学長
DVTを疑ったら、まず観察して、すぐに報告するんや。2が正解やで。1のホーマンズ徴候は、陰性でも否定はできへん。3のマッサージは、血栓が飛んでしもたら肺塞栓の危険があるからあかんで!
SECTION 09

まとめ|大腿骨近位部骨折の国試対策は「連鎖」と「合併症の予防」が軸

今回の勉強会で扱った大腿骨近位部骨折は、骨粗しょう症 → 骨折 → 手術 → 合併症の予防 → 退院後の生活という流れでつながっていました。最後に、国試直前に確認したいポイントをまとめます。

📝 国試直前チェック

  • 高齢女性に骨折が多いのは、エストロゲン低下 → 破骨細胞優位 → 骨粗しょう症
  • 頸部骨折は骨頭壊死、転子部骨折は出血。骨盤・大腿骨の骨折はショックに注意
  • 開放骨折は、外界と交通しているかどうかで決まる
  • 転倒後は、疼痛・荷重困難・外旋・患肢短縮を観察。典型所見がなくても骨折を否定しない
  • 術後は 褥瘡・DVT・肺炎・廃用症候群 を防ぐために、鎮痛を整えて早期離床
  • 脱臼予防は、術式と術者指示で確認。後方なら内転・内旋・深い屈曲に注意
  • DVTは、ホーマンズ徴候だけで診断・除外しない
かず学長
迷ったら、まず『連鎖で考える』『合併症を防ぐ』や!調べて、言葉にして、解説で答え合わせ。これを続けたら、絶対に力がつくで。次は、脊柱管狭窄症や腰椎圧迫骨折にも進んでいけたらええなと思ってるで。僕も一緒に頑張るからな!

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