- 【看護師かず学長のフィリピン体験記】子どもたちと歩いた6日間で気づいた「本物の挑戦」と「人の温かさ」
- フィリピン・ビジネスツアーってなんや?
- 1日目|マニラ到着。子どもたちの「恐怖感のなさ」に驚く
- 2日目|トンド地区の貧困と、人の「明るさ」の本質
- 3日目|ネグロス島へ。竹の家と、ゆっくりした時間
- 4日目|アポ島とウミガメ。泣きながら海に走っていったあの子のこと
- 5日目|ジャパニーズフェスタ。子どもたちのビジネスが本気だった
- 最終日|「まだまだ頑張らないと」と思わせてくれた子どもたちへ
- 看護師として気づいた「教育と負荷の力」
- 【今後の展望】看護師として海外ボランティアへ
- まとめ:子どもたちが教えてくれた「挑戦する理由」
【看護師かず学長のフィリピン体験記】子どもたちと歩いた6日間で気づいた「本物の挑戦」と「人の温かさ」

突然ですが、あなたは最近「本物の挑戦」をしていますか?
スマホを開けばSNSで誰かの成功を見て、便利すぎる日常に慣れ、気づいたら「いつかやろう」が積み重なっていく。そんな毎日を送っていませんか?
看護師であり、看護学生向けオンラインスクール「Nurse Path+」を運営するかず学長こと桂田和人です。2026年のゴールデンウィーク、僕はフィリピン・ビジネスツアーに運営スタッフ兼・看護師枠として参加してきました。

この記事では、実際にフィリピンで体験したこと、感じたこと、そして看護師・教育者として気づいたことをそのまま伝えさせてもらいます。看護学生の方にも、現役看護師の方にも、ぜひ読んでほしい内容です。
フィリピン・ビジネスツアーってなんや?
今回参加したのは、「こども未来コンパス」が運営する子ども向けの教育イベントです。海外という非日常の環境で、クエストブックにある体験を通じて子どもたちの視野を広げていく。そして5日目には、子どもたち自身が考えた事業計画をもとにフィリピンの子どもたちに向けてリアルなビジネスを展開するというプログラムです。
売上も、顧客満足度も、すべてが本物。そんな本気の体験学習に、僕は看護師として帯同しました。

1日目|マニラ到着。子どもたちの「恐怖感のなさ」に驚く

マニラに到着。日本円はおよそ1円=2.6ペソ。ドルの強さをあらためて肌で感じながら、ホテルにチェックイン後、早速SMモールへ向かいました。アジアでも有数の大型モールです。
子どもたちがさっそくクエストに挑戦し始めます。最初のミッションは「レジで自分で商品を買う」こと。外国語が飛び交う異国のレジ。ビビるかと思ったら——



1人が挑戦すると、その様子を見て次の子が学ぶ。環境が人を育てるという事実を、子どもたちが体で証明していました。
📌 かず学長の気づき①
- 挑戦は「成功体験」になって次の行動を生む
- 1人の挑戦が、周りの子どもたちに伝染していく
- 環境要因が、人の成長に与える影響はとてつもなく大きい
2日目|トンド地区の貧困と、人の「明るさ」の本質

2日目のメインは、マニラにある貧困地区・トンド地区への訪問と、サンチャゴ要塞の見学でした。認定NPO法人アクセスの野田さよさんのおかげで、実際の家庭訪問が実現。訪問費が住民の生活費に直接還元される仕組みです。
正直に言います。衝撃でした。
電線は入り乱れ、泥水が流れ、冷房もない。一人あたりの家は6畳ほど。「本当にここで人が暮らしているのか?」と思うくらいの環境でした。
でも、同時にこんな光景も目にしました。テレビがある。子どもたちはスマホを触っている。学校に行き、外で遊び、ゲームもする。インフラが整っていない中でも、現代のテクノロジーと共存している——そんな混沌とした状態です。

「挨拶すると、笑顔で返してくれる」

何より印象的だったのは、挨拶をすると笑顔で返してくれることでした。生活するために必死なだけで、人としての温かさは何も変わらない。その事実が、胸に刺さりました。
子どもたちと交流し、一緒にゲームをしました。言葉は通じなくても、同じ目的があればコミュニケーションはできる。踊り、ブリッジ、日本の遊び——子どもたちの順応性はすごかった。僕も高い高いや抱っこを繰り返しましたが、純粋な目と目が合う瞬間、なぜか悲しくなりました。
子どもはかけがえのない宝だ——改めてそう感じた瞬間でした。
⚠️ 大切なこと:「貧困ビジネス」について巷には「貧困ビジネス」というものがあり、トンド地区の風景をYouTubeで流して再生回数を稼ぐケースもあるようです。地元の人からしたらたまったものではありません。自分の生活を勝手に晒されて、お金も入ってこない。写真を撮る時には必ず許可を得て、利益目的での使用は控えましょう。
サンチャゴ要塞で学んだ、日本とフィリピンの歴史

サンチャゴ要塞では、野田さよさんの案内でフィリピンと日本・アメリカ・ヨーロッパの関係性について学びました。戦時中、日本はフィリピン人を傷つけてしまったこと。敗戦の際、日本人管理者がそこにいた人たちを置いてきてしまったこと。とても悲しい場所でした。

📌 かず学長の気づき②
- 貧困の中でも、人の温かさ・笑顔は変わらない
- 「守られた環境にいる」ことへの感謝を忘れずにいたい
- 歴史は「体験した人の言葉」から学ぶことが一番大切
3日目|ネグロス島へ。竹の家と、ゆっくりした時間

マニラから国内線に乗り、ネグロス島へ移動。着いた瞬間、本当に田舎だとわかりました。羊、山羊、馬、鳥が人々と一緒に暮らし、ヤシの木が並び、道路も舗装されていないところが多い。電波は弱く、マニラほどのインフラは整っていません。
でも食料があり、水があり、生活には困らない。キラキラした生活を望むなら都市がいいけど、僕はこっちの方が好きです。

中には竹細工で作られた家もありました。「竹は永久資源」という言葉が印象に残りました。困ったら竹を使おう、素直にそう思いました。
便利になった分、忘れてしまうこと

通信がどこでもつながり、誰とでも繋がれるようになったこの日本。便利になった分、SNSの世界に生活するようになり、リアルな交流が減っているように感じてなりません。
もっと皆が話し合い、足りないものは補い合い、自分のものは自分で自給自足する。便利になった分、忘れてしまうことも多い。人々の交流、古き良き知恵。大切にしていきたいと思います。
4日目|アポ島とウミガメ。泣きながら海に走っていったあの子のこと

アポ島への船上、塩水がかかり始めるとテンションが下がる子どもたち。いつも元気な子があからさまにしんどそうで、思わず笑みがこぼれました。子どもって正直ですね。
アポ島という「本物の楽園」
アポ島は水道がなく、生活用水は雨水。飲み水はペットボトル。電気は通っているが竹建築の家が多く、みんなが自由に畑や畜産を営んで暮らしています。学校もあり、みんな何より笑顔でした。
海はエメラルドブルーで本当に綺麗。海亀も本当に近くにいて、感動しました。


彼女の話をしなければならない
アポ島で、どうしても伝えたいエピソードがあります。泳ぎが苦手な一人の女の子の話です。
沖に出られず泣いてしまった彼女。それでも諦めませんでした。別の場所へ移動する船に手を挙げたのは彼女だけ。そこは最初より深く、波も高く、風も強い。泳ぎに自信のある僕でも正直しんどかった。
でも彼女は、慣れないシュノーケルをつけ、顔を海に入れました。「本当に海亀を見たかった」——それだけのために。
🐢 彼女に起きたこと波に怖くなってまた泣いてしまい、残念ながらその場所では海亀は見られなかった。でも元の浅瀬に戻ったとき——ウミガメが来ていたのです。
彼女は波が苦手だったにもかかわらず、シュノーケルをつけたまま海へ走りました。そして——見られた。
ハードな波を経験したことで、キャパが広がったのです。

「負荷と教育の大切さ」をあらためて考えさせられた瞬間やったで。看護学生の実習でしんどいとき、あの子のことを思い出してほしいわ。
📌 かず学長の気づき③
- 挑戦はしんどいが、それに見合う結果が必ずある
- 「ハードな経験」がキャパシティを広げる
- 諦めずに動き続ける子だけが、ウミガメに会える
- これは看護実習でも、国家試験でも同じこと
5日目|ジャパニーズフェスタ。子どもたちのビジネスが本気だった

いよいよメインイベント、ジャパニーズフェスタ当日。日本の子どもたちが自分で考えた事業を、フィリピンの子どもたちにぶつける日です。
現場入りたったの2日前なのに、みんな淡々と準備を進めていく。頭の中のイメージをどんどん形にしていく速さに、心から感心しました。自分が子どもの頃、こんなことができていただろうか——少しのジェラシーと、大きな尊敬を感じました。
本物のビジネスが動き出した

11時に開演。フィリピンの子どもたちが続々と集まり、のべ40人ほど。最初はアイスブレイクのゲームをして、いよいよビジネスタイムがスタートしました。

| お店・イベント | 内容 |
|---|---|
| 輪ゴム鉄砲・手裏剣 | 日本の伝統玩具でフィリピンの子に体験 |
| くじ引き・ヨーヨー釣り | 縁日風のゲームコーナー |
| ピンポン玉ゲーム・水風船 | 身体を動かして楽しむアクティビティ |
| カレー(保護者) | お母さんたちが腕を振るった特製カレー |
| マニキュア・タトゥーシール | 非営利ブース(お皿返却者へのプレゼント) |
その後は筏作り対決。ビジネス英語とはまた違う「頭の中を共有する」コミュニケーションの難しさを感じながら、ジェスチャーで伝え合う。チーム戦でCチームが優勝しました。
夜はキャンプファイヤー。売上1位・満足度1位・クエストポイント1位の表彰があり、みんなが出し物をした。海に星が反射して、月がとても綺麗な夜でした。







最終日|「まだまだ頑張らないと」と思わせてくれた子どもたちへ

別れを惜しみながら、ハグをして見送る。子どもたちから学んだことは、本当に大きかった。
- 恐怖に向き合うこと
- 失敗してもまた立ち上がること
- 言葉が通じなくても笑顔でつながれること
「まだまだ自分も頑張らないと」——そう思わせてくれた1週間でした。

看護師として気づいた「教育と負荷の力」

今回の旅を通じて、看護師・教育者として改めて考えたことがあります。
Nurse Path+を運営していて、よく学生さんからこんな言葉を聞きます。「実習がしんどい」「国試が怖い」「自分には無理かもしれない」——その気持ち、本当によくわかります。


📌 フィリピンで学んだ5つのこと
- ①挑戦は成功体験を生み、次の行動につながる(マニラ・SMモール)
- ②貧しくても、笑顔と温かさは変わらない(トンド地区)
- ③ゆっくりした生活の中に、本当の豊かさがある(ネグロス島)
- ④ハードな経験がキャパを広げ、夢を叶える力になる(アポ島)
- ⑤言葉が通じなくても、笑顔と熱意でつながれる(ジャパニーズフェスタ)
【今後の展望】看護師として海外ボランティアへ
今回の体験を経て、今後は看護師・医療従事者として参加できる海外ボランティアイベントも企画していきたいと考えています。
フィリピンのような地域では、医療・衛生・栄養の知識が届きにくい環境がたくさんあります。看護師として持っているスキルや知識を、そういった場所で活かしていきたい。Nurse Path+の学生さんたちにも、いつか一緒に行ってもらいたいと思っています。

🌏 今後の企画(予定)
- 看護師・医療従事者枠での海外ボランティア参加
- Nurse Path+学生さんとの海外研修・スタディツアー
- フィリピン現地での医療・衛生教育サポート活動
※詳細が決まり次第、このブログやSNSでお知らせします。興味のある方はぜひフォロー・チェックしておいてください!
まとめ:子どもたちが教えてくれた「挑戦する理由」
6日間のフィリピン体験を通じて、僕が一番感じたのは——「挑戦することへの恐怖は、挑戦した先にしか消えない」ということです。
海に飛び込んだ女の子が、ウミガメに会えたように。異国のレジに並んだ子どもたちが、どんどん自信をつけていったように。
しんどい実習、怖い国家試験、先の見えない看護師生活——それは全部「波」です。その波を経験した分だけ、あなたのキャパが広がっていく。

📌 この記事のまとめ
- 挑戦は「成功体験」を生み、次の行動につながる
- 貧しくても、笑顔と温かさは変わらない——人の本質はどこでも同じ
- ハードな経験がキャパを広げ、夢を叶える力になる
- 「看護師としての社会貢献」は、国試合格の先にある
- 今後は看護師・医療従事者枠での海外ボランティアも企画予定!

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