【三重県】三重北医療センター菰野厚生病院ナースカフェ開催

目次

四日市駅前で「三重北医療センター菰野厚生病院」主催のナースカフェを開催しました

2026年8月23日(日)、三重県の四日市駅前で、JA関連の病院である三重北医療センター菰野厚生病院さんの主催によるナースカフェ(心電図・血液ガス編)を、Nurse Path+として開催してきました。当日は約20名の看護学生さんが集まってくださいました。

かず学長
三重県の看護学生さんと直接会えたんが何よりうれしかったで!三重北医療センター菰野厚生病院のスタッフのみなさんにも関わってもらって、ほんまにあったかい会になったんやで!
三重北医療センター菰野厚生病院でのナースカフェ開催の様子

📅 開催日

2026年8月23日(日)

📍 場所

三重県・四日市駅前

🏥 主催

三重北医療センター菰野厚生病院
(JA関連)

👥 参加者

約20名の看護学生

ナースカフェとは?病院と連携して開催する看護学生向けの交流会

ナースカフェは、病院と連携して開催する看護学生向けの勉強会・交流会です。学校の授業とは違い、実際に看護師として働く病院のスタッフと同じ場で学べるので、現場の雰囲気を肌で感じながら参加できます。

また、病院のスタッフと気軽に話せる時間があるのも特徴です。「実習でどんなことに気をつければいい?」「就職したらどんな働き方になる?」といった疑問を、その場で直接聞くことができます。

SECTION 02

ナースカフェで心電図・血液ガスの何を学んだの?

今回のテーマは、多くの看護学生さんが苦手意識をもつ心電図と血液ガスです。以前に作成した解説資料(心電図13枚+血液ガス9枚、合計22枚)をもとに、次の流れで解説しました。

学生 かまだ
心電図も血液ガスも、記号や数値を丸暗記しようとして、いつも途中で混乱してしまいます。
1
心電図の波形から心拍数を求める
波形の読み方の基本から、心拍数の計算方法まで。
2
危険な不整脈を見分ける
すぐに対応が必要な波形かどうかを判断するポイント。
3
血液ガスの原理を理解する
「なぜそうなるのか」を一つずつ整理。
4
アシドーシス・アルカローシスを見分ける
数値を見て、体の中で何が起きているかを読み取る。

心電図の読み方:波形から心拍数、危険な不整脈まで

心電図では、まず波形から心拍数を求める方法を確認しました。そのうえで、危険な不整脈の見分け方を解説しています。看護師は心電図を診断する立場ではありませんが、「これはすぐに報告が必要だ」と気づく力が、患者さんの安全に直結します。

🧮 心拍数の求め方(リズムが規則的な場合)

心電図の大きな1マスは0.2秒です。R波とR波の間に大きなマスがいくつ入るかを数え、300をその数で割ると、1分間の心拍数の目安がわかります。たとえば大きなマスが4個なら、300÷4で75回/分です。

🚨 すぐに人を呼ぶ波形

心室細動や心静止、脈が触れない心室頻拍などは、一刻を争う状態です。波形の名前を覚えるだけでなく、「患者さんの意識・脈・呼吸を確認して、すぐ人を呼ぶ」という行動までセットで身につけておきましょう。

血液ガスの見分け方:アシドーシスとアルカローシス

血液が酸性に傾いた状態を「アシドーシス」、アルカリ性に傾いた状態を「アルカローシス」と呼びます。看護師国家試験でも頻出のテーマですが、数値だけを暗記しようとすると混乱しやすいポイントです。

✖ 数値の丸暗記

パターンを覚えるだけなので、少し形が変わると対応できなくなり、混乱しやすい。

◎ 原理からの理解

「なぜそうなるのか」がわかるので、初めて見る症例でも自分で考えて読み解ける。

かず学長
ここがいちばん大事やで!今回は「なぜそうなるのか」という原理から一緒に整理したんや。原理がわかったら、国試の応用問題でも慌てへんようになるで!

血液ガスを読むときは、まず基準値を頭に入れておくことが出発点です。そのうえで、pHがどちらに傾いているか、原因が呼吸と代謝のどちらにあるかを順番に確認します。

項目 基準値の目安 何を表すか
pH 7.35〜7.45 血液が酸性かアルカリ性か
PaCO₂ 35〜45 mmHg 呼吸(二酸化炭素の排出)の影響
HCO₃⁻ 22〜26 mEq/L 代謝(腎臓・体内の酸)の影響
パターン pH 原因となる数値
呼吸性アシドーシス 低い PaCO₂が高い
呼吸性アルカローシス 高い PaCO₂が低い
代謝性アシドーシス 低い HCO₃⁻が低い
代謝性アルカローシス 高い HCO₃⁻が高い

🏥 臨床エピソード(場面のイメージ)

患者さん
看護師さん、この機械の画面の波は何を見てはるの?私は大丈夫なんやろか?

心電図モニターは、患者さんにとっては「よくわからない不安な機械」です。波形の意味を理解している看護師は、異常に気づけるだけでなく、患者さんに安心できる説明もできます。

心電図・血液ガスを苦手にしないための3つの勉強法

ナースカフェに参加できなかった方も、次の3つを意識するだけで、学び方がぐっと楽になります。

1
基準値だけは先に覚える
pH・PaCO₂・HCO₃⁻の基準値がわかっていれば、「高いのか低いのか」を判断できます。
2
「なぜ」を一言で説明してみる
数値を見たら、「呼吸が原因?代謝が原因?」と声に出して説明する練習をしましょう。
3
症例問題で何度も練習する
国試の症例問題は、原理を使いこなす練習にぴったりです。1問ずつ丁寧に解きましょう。

📖 心電図・血液ガスの学び方のヒント

心電図は「まず心拍数、次に危険かどうか」の順番で見ると整理しやすくなります。血液ガスは、pHで酸性・アルカリ性を決めてから、原因を呼吸と代謝に分けて考えるのが基本です。

SECTION 03

ナースカフェ参加後アンケートの結果:満足度は4.61

参加後のアンケートには18名が回答してくれました。実際にいただいた声を紹介します。

💬 「計算の問題・血液データの解説が特に分かりやすかった」
💬 「教え方がすごくわかりやすい」
💬 「心電図は苦手だったけど、わかるようになった」
学生 もえ
満足度の数字は高そうですが、それぞれ何を意味しているのでしょうか?

満足度4項目を数字の意味つきで確認

項目 平均点(5点満点) 意味
全体満足度 4.61
(5点が72%)
回答18件のうち約7割が最高評価。非常に高い水準
講義のわかりやすさ 4.61
(5点が72%)
「教え方」そのものへの評価。全体満足度と並んで最も高い
病院スタッフとの交流 4.11 病院見学・就職への安心感につながる指標
友人・同学年への推薦意向 4.22 口コミで広がっていく可能性がある水準
三重北医療センター菰野厚生病院ナースカフェの満足度グラフ
かず学長
全体満足度もわかりやすさも4.61で、5点をつけてくれた人が72%もおったんやで!これは僕もほんまにうれしかったわ!

病院への興味と、次回参加意向のデータ

今回とくにうれしかったのが、三重北医療センター菰野厚生病院への就職・見学への興味です。18名中11名(61%)が「興味が高まった」と回答し、「興味が下がった」という回答は0件でした。

95%

次回参加に前向き

ぜひ参加したい 56%

内容によっては参加したい 39%

病院への興味が高まった 61%(18名中11名)

ナースカフェ次回参加意向のグラフ

✅ 参加してくれた学生さんの反応

次回参加意向は、「ぜひ参加したい」と「内容によっては参加したい」を合わせて95%。地域で学べる場を求めている学生さんが、たくさんいることがわかりました。

SECTION 04

国試に挑戦!血液ガスの練習問題

ナースカフェで扱った血液ガスの内容から、国試形式の問題を1問出します。まずは自分で考えてみてください。

💡 練習問題

糖尿病の患者さんが、著しい高血糖と意識がぼんやりした状態で搬送された。深く大きな呼吸をしている。動脈血ガス分析の結果は、pH 7.28、PaCO₂ 32 mmHg、HCO₃⁻ 14 mEq/L であった。この患者さんの酸塩基平衡の状態として、最も適切なのはどれか。

① 呼吸性アシドーシス
② 呼吸性アルカローシス
③ 代謝性アシドーシス
④ 代謝性アルカローシス

まずは自分の答えを決めてから、下のボタンをタップして解答・解説を確認しましょう。

👉 解答・解説を見る(タップで開く)

【正解】③ 代謝性アシドーシス

かず学長
まずpHが7.28で低いから、アシドーシスやな。次にHCO₃⁻が14と低いから、原因は代謝側や。PaCO₂が下がっとるのは、深く大きな呼吸で二酸化炭素を吐き出して、酸性に傾いた血液を戻そうとしとる代償反応やねん。ここを「呼吸が原因」と読み間違えたらあかんで!

SECTION 05

まとめ:三重県の看護学生さんを応援し続けます

三重北医療センター菰野厚生病院でのナースカフェは、学生さんとも病院のスタッフのみなさんとも、たくさん話せる温かい時間になりました。心電図・血液ガスを「原理から理解する」学び方が、学生さんの実習や国試に少しでも役立てばうれしいです。

地域で学べる場があることの大切さ

看護学生さんは、学校や実習先の近くで学ぶことが多く、他の学校の学生さんや別の病院のスタッフと出会う機会はそれほど多くありません。だからこそ、地域の病院と連携して開催するナースカフェには、次のような意味があると感じています。

  • 同じ地域で頑張る仲間と出会い、「自分だけじゃない」と思える
  • 病院の雰囲気やスタッフの人柄を知り、就職や見学のイメージがつかめる
  • 苦手な分野を、原理から丁寧に学び直すきっかけになる

ナースカフェを通じて、学生さんが「この病院で働くとしたらどんな毎日だろう」と具体的に想像できるようになることも、大切な目的のひとつです。今回のアンケートでは、病院への興味が高まった学生さんが6割を超えました。地域の病院と学生さんをつなぐお手伝いができたことを、心からうれしく思います。

心電図や血液ガスのように、ひとりで勉強すると挫折しやすい分野こそ、誰かと一緒に学ぶ価値があります。わからないところをその場で質問できて、仲間の理解の仕方も聞ける。そんな時間が、苦手意識をやわらげる大きなきっかけになります。看護学生さんが「ひとりで抱え込まなくていい」と感じられる場を、これからも増やしていきたいと考えています。心電図や血液ガスが少しでも「わかる」に変わる体験を、たくさんの学生さんに届けたいです。実習や国試の前に「ここだけはわかる」と言える分野をひとつ増やすことが、自信につながります。

📝 ポイントまとめ

  • 2026年8月23日に、四日市駅前で三重北医療センター菰野厚生病院主催のナースカフェを開催
  • 心電図・血液ガスを、数値の暗記ではなく原理から解説
  • 全体満足度は4.61で、「5点」をつけた人が72%
  • 次回参加に前向きな回答は、合わせて95%
かず学長
僕らは、三重県の看護学生さんのことをこれからもずっと応援していくで!こうした地域での交流会や勉強会は、今後も続けていくから、開催してほしい場所や内容があったら、公式LINEかメールで気軽に声かけてな!よろしゅう頼むで!

\ 各地の病院・学校・団体のみなさまへ /

ナースカフェ・勉強会の
開催のご依頼をお待ちしています

今回のナースカフェのように、地域の看護学生さんと一緒に学べる場を、これからも各地で開催していきたいと考えています。
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