【看護学生】Zoomで国試対策!城北高校の勉強会レポート
城北高校さんの授業に、Zoomでリアルタイムに入らせてもらうという貴重な体験をさせていただきました。今回のテーマは消化器系です。看護師国家試験を控える2年生22名を対象に、実際の模試の問題をもとに解説を行いました。

かず学長城北高校でオンライン国試対策勉強会を行いました


開催概要
📅 日時
2026年8月20日(木)
15:05〜16:35(90分)
👥 対象
2年生22名
国試受験予定の生徒さん
💻 形式
Zoomでの
リアルタイム授業
内容は、東京アカデミーの模試5問の解説です。消化器系を中心に、解剖学のイラストを使いながら「なぜその答えになるのか」を一つずつ説明していきました。
数字で見る勉強会
授業時間
90分
参加生徒数
22名
解説した問題
5問
アンケート回答
13件
回答率
59.1%
| 項目 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 授業時間 | 90分(15:05〜16:35) | 5問を解説したので、単純計算で1問あたり約18分 |
| 参加生徒数 | 22名 | 2年生・国試受験予定 |
| 解説した問題数 | 5問 | 東京アカデミー模試(消化器系中心) |
| アンケート回答数 | 13件 | 22名中13名=回答率約59.1% |
| 「参加したくない」 | 0人 | 回答13件中0件=0% |
国試対策は、直前になってから慌てて取り組むよりも、早い段階から「わからない」を一つずつ減らしていくことが大切です。2年生の今の時期に、基礎となる解剖生理をしっかり固めておくことが、その後の学習を大きく楽にしてくれます。今回の勉強会は、そんな思いから、消化器系という出題数の多い分野を選びました。
リアルタイム授業で感じたこと
リアルタイムで進行する授業は、収録と違ってやり直しがききません。「間違えられない」というプレッシャーは、正直ありました。ただ、これまで国試対策の解説を積み重ねてきた経験があるからこそ持てる自信もあり、その責任感を持って本番に臨むことができました。






オンライン授業で意識した3つのこと
画面越しの授業だからこそ、次の3点を大切にしました。
「なぜ」を必ず説明する
正解の番号だけでなく、その答えになる理由を言葉にして伝える
解剖学のイラストで見える化する
臓器の位置や血液の流れを、図で確認しながら進める
ペースをゆっくり保つ
一つ一つ復習できるスピードで、曖昧なところを埋めていく
結果として、アンケートでも「スピードがちょうど良かった」という声をいただけたことは、とても励みになりました。
消化器系の国試対策で扱った内容と生徒さんの反応


模試の5問で扱ったテーマ
今回扱ったのは、次のようなテーマです。単に正解を教えるのではなく、理由をかみ砕いて説明することを大切にしました。
🧪
消化酵素
ペプシン・リパーゼなど
🫃
胃の構造
イラストで位置と働きを確認
🩸
食道静脈瘤
できるしくみを一連の流れで
胃の構造は、部位ごとに位置と働きを整理すると理解しやすくなります。
| 胃の部位 | 位置・特徴 | 覚えておきたいポイント |
|---|---|---|
| 噴門 | 食道とつながる入口 | 食道からの入口。逆流を防ぐ働きに関わる |
| 胃底部 | 胃の上方の膨らんだ部分 | ガスがたまりやすい部分 |
| 胃体部 | 胃の中央の大部分 | 胃液(塩酸・ペプシノーゲンなど)を分泌 |
| 幽門部 | 十二指腸につながる出口 | 内容物を少しずつ十二指腸へ送り出す |
ペプシンとリパーゼの違いを整理しよう
アンケートで「ペプシンとリパーゼが同じ問題で出たとき分からなかった」という声があったように、消化酵素は「どこで出て、何を分解するのか」がごちゃごちゃになりやすい分野です。次の表のように、分泌される場所と分解する栄養素をセットで整理すると、一気に覚えやすくなります。
| 消化酵素 | 主な分泌場所 | 分解するもの |
|---|---|---|
| ペプシン | 胃(胃液) | たんぱく質 |
| リパーゼ | 膵臓(膵液) | 脂肪 |
| アミラーゼ | 唾液・膵液 | 糖質(デンプン) |






食道静脈瘤のしくみを「流れ」で理解する
特に力を入れたのが食道静脈瘤です。バラバラに暗記するのではなく、次の一連の流れとして理解してもらいました。
肝硬変で肝臓が硬くなり、血液が流れにくくなる
肝臓の手前の門脈圧が亢進する
行き場をなくした血液が側副血行路に流れ込む
食道の血管が膨らみ、静脈瘤が破裂する危険が高まる
| 段階 | 起きること | 看護のポイント |
|---|---|---|
| ① 肝硬変 | 肝臓が硬くなり血流が悪くなる | 原因(ウイルス性・アルコール性など)と肝機能の把握 |
| ② 門脈圧亢進 | 肝臓の手前の血管に圧がかかる | 腹水・脾腫など、圧が高いサインを観察 |
| ③ 側副血行路 | 血液が別の道(食道静脈など)へ流れる | 食道・胃の静脈が発達していないか確認 |
| ④ 静脈瘤破裂 | 血管が膨らみ、破れて出血する | 吐血・下血・血圧低下・意識の変化をすぐ報告 |






国試対策で「なぜ」を大切にする理由
看護師国家試験は、単純な暗記だけでは対応しにくい問題が年々増えています。たとえば食道静脈瘤の問題も、「肝硬変」「門脈圧亢進」といった言葉を丸暗記しているだけでは、少し聞き方が変わっただけで手が止まってしまいます。一方で、血液がどこで渋滞して、どこへ逃げていくのかを頭の中で描けていれば、初めて見る問題でも落ち着いて考えることができます。
だからこそ今回の授業では、答えを覚えることよりも、理由を自分の言葉で説明できる状態を目指しました。この積み重ねが、国試本番だけでなく、実習や臨床での観察力にもつながっていきます。
生徒さんから届いた声
アンケートには、次のような声が寄せられました。
✅ 生徒さんの声
- 「ペプシンとリパーゼが同じ問題で出たとき分からなかったけど今日で理解できた」
- 「食道静脈瘤の仕組みがわからなかったので役に立った」
- 「スピードがとてもちょうど良くて、一つ一つ復習することができ、曖昧なところもおさえなおすことができました」
国試練習問題にチャレンジ!
授業の内容に関連した問題です。まずは自分で考えてみてください。
📝 練習問題
肝硬変の患者に食道静脈瘤が生じる機序で最も適切なのはどれか。
- 門脈圧の低下
- 門脈圧の亢進
- 下大静脈圧の低下
- 肝動脈血流の増加
▶ 答えと解説を見る
正解:2
肝硬変によって肝臓内の血流が妨げられると、門脈圧が亢進します。行き場を失った血液が側副血行路(食道静脈など)へ流れ込み、食道静脈瘤が形成されます。



アンケート結果から見えた勉強会の満足度


満足度は5点満点中4点台
アンケート(回答13件)でも、高い評価をいただきました。数字だけだと伝わりにくいので、それぞれの意味も添えます。
全体満足度
4.38
講義のわかりやすさ
4.54
友人への推薦度
4.23
| 項目 | 平均点(5点満点) | 数字の意味 |
|---|---|---|
| 全体満足度 | 4.38
|
「とても満足」の5点に近い水準。13人中10人以上が4点以上 |
| かず学長の講義のわかりやすさ | 4.54
|
全項目の中で最も高評価。「教え方」への評価が一番でした |
| 友人・同学年への推薦度 | 4.23
|
「他の子にも勧めたい」気持ちの強さ。口コミで広がる水準 |
なお、今回のアンケートは22名のうち13名が回答してくれました。回答率は約6割で、授業直後に忙しい中でも、多くの生徒さんが率直な感想を書いてくれたことになります。こうした声は、次の授業をより良くするための大切なヒントになっています。
3項目を、満点との差で比べてみると次のとおりです。
| 順位 | 項目 | 平均点 | 満点(5点)との差 |
|---|---|---|---|
| 1位 | かず学長の講義のわかりやすさ | 4.54
|
0.46 |
| 2位 | 全体満足度 | 4.38
|
0.62 |
| 3位 | 友人・同学年への推薦度 | 4.23
|
0.77 |



「参加したくない」と答えた生徒さんは0人
「次回も参加したいか」という質問では、「参加したくない」と答えた生徒さんは0人でした。「ぜひ参加したい」が5人、「内容によっては参加したい」が8人です。ネガティブな反応が一件もなかったのは、内容が届いていた何よりの証拠だと思っています。
回答
ぜひ参加したい:5人
内容によっては参加したい:8人
参加したくない:0人
| 回答 | 人数 | 割合(13名中) |
|---|---|---|
| ぜひ参加したい | 5人 | 約38.5%
|
| 内容によっては参加したい | 8人 | 約61.5%
|
| 参加したくない | 0人 | 0%
|
| 前向きな回答の合計 | 13人 | 100% |
今後の学校向け勉強会と、ご相談について
これからも継続していきます
今回の手応えを受けて、この学校では継続して勉強会を行っていく方向で、担当の先生と調整を進めています。アンケートで最も要望が多かったのは、今回と同じ形式の勉強会でした。
| 生徒さんの要望 | 票数 | 全16票に占める割合 |
|---|---|---|
| 今回と同じ形式(勉強会) | 6票 | 37.5%
|
| もっと少人数での個別相談メイン | 5票 | 31.3%
|
| 国試直前対策イベント | 5票 | 31.3%
|
また、オンラインでの開催は、移動の時間や費用がかからず、学校の授業時間の中に無理なく組み込みやすいという良さもあります。今回の経験を通して、その可能性をあらためて実感しました。






参加してくれた生徒さんへ
90分間、画面越しに最後まで真剣に取り組んでくれて、本当にありがとうございました。「わからなかったところが、わかるようになった」という声を読んで、僕自身も大きな力をもらいました。国試までの道のりは長いですが、一つ一つ理解を積み重ねていけば、必ず力になります。わからないところが出てきたら、遠慮せずに先生や仲間に聞いてくださいね。応援しています。
学校の先生方へ:ぜひお声がけください
今後も、こうした形で学校の中の教育勉強会に入らせていただきたいと考えています。国試対策の解説はもちろん、模試の分析をはじめ、先生方が「こんなことで困っている」というご相談であれば、何でも協力します。オンラインでの開催も可能です。
学校の先生方は、日々の授業や実習指導、進路指導など、本当に多くの業務を抱えていらっしゃいます。その中で、国試対策にじっくり時間をかけることが難しい場面もあるかと思います。そんなときに、外部の講師を一つの選択肢として気軽に活用していただければ嬉しいです。
生徒さんにとっても、普段の授業とは違う切り口の解説を聞くことで、「そういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が生まれます。今回のアンケートで、講義のわかりやすさが最も高く評価されたことは、その手応えを感じられた結果でした。
📝 ポイントまとめ
- 城北高校の2年生22名に、Zoomで消化器系の国試対策勉強会を実施
- 全体満足度は4.38、講義のわかりやすさは4.54と高評価
- 「参加したくない」は0人で、継続開催の方向で調整中
- 学校での勉強会や模試の分析など、ご相談は何でも歓迎



【学校関係者の方へ】勉強会・模試分析のご相談を受け付けています
今後もこうした形で、学校の中の教育勉強会に入らせていただきたいと考えています。国試対策の授業はもちろん、模試の分析など、何でも協力しますので、どうぞお気軽にご相談ください。よろしくお願いします。
公式LINEからのご相談も歓迎です








